サッカーのユニフォームがびっしょりと濡れて重くなる
アストン・ヴィラが、新ユニフォームに対する“びしょびしょのウエットシャツのようだ”という所属選手たちからの苦情を受け、ユニフォームメーカーのカストーレに早期契約終了を求めている。
男子選手たちからは、シャツの素材が汗を発散せず留めてしまい、シャツが重く感じ、プレーがしにくいという苦情が次々出ていると英メディアは報じている。実際、最近の試合では選手たちのユニフォームがぐっしょりと濡れて皮膚にくっついているのが見て取れる。
苦情を受け、クラブは今シーズン限りでパートナーシップを解消する方向でカストーレ側と直ちに協議に入った。カストーレ側も選手からの苦情内容については十分承知しており、直近の試合から導入出来る一時的な解決策をクラブ側に提案してきたとのこと。
一方、アストン・ヴィラの女子選手たちは10月1日の試合で同ユニフォームを着用。しかし、試合ではとくにユニフォームに不具合は見受けられなかった。
先に新ユニフォームを着用していた男子選手の写真が出回ったあと、イギリス国内では「女子選手がこれを着るのはかわいそう」という心配の声が一部で挙がったが、“そこを男女で区別するのは逆に差別ではないか”という反論もあがった。そんななか、女子選手たちは物議を醸すユニフォームを着ることを自ら選んだとBBCは報じている。
現在、カストーレはアストン・ヴィラだけでなく、ニューカッスルとウルフズのユニフォームも製造しているが、どちらのチームの選手からもユニフォームに関する苦情は出ていない。ただ、ニューカッスルは今シーズン限りでカストーレとの契約を解除し、来シーズンからはアディダスと契約する予定なので、アストン・ヴィラも来シーズンから他のメーカーと契約する方向に進むのかもしれない。