『ロッキー』ポーリー役のバート・ヤングが死去
映画『ロッキー』シリーズでエイドリアンの兄でロッキーの親友でもあるポーリーを演じた俳優のバート・ヤングが、10月8日(現地時間)に亡くなっていたことがわかった。享年83。
訃報を受けて、ロッキー・バルボア役のシルヴェスター・スタローンは「親愛なる友人、バート・ヤング、君は素晴らしい人間でありアーティストだった。私も世界も君がいないととても寂しくなる。RIP(安らかに眠れ)」と自身のインスタグラムでコメント。
また、アポロ・クリード役のカール・ウェザースも、「RIP、バート・ヤング!美しく才能ある魂。彼はロッキーファミリーに欠かせない存在だった。ポーリーは永遠に私たちと共にある!」とX(旧ツイッター)に追悼のメッセージを寄せた。
RIP, Burt Young! A beautiful and talented soul. He was such an integral part of the Rocky family. “You want the bird? Go get the bird.” Paulie will be with us forever! #BePeace
— Carl Weathers (@TheCarlWeathers) October 19, 2023
ポーリー役で『ロッキー』、『ロッキー2』、『ロッキー3』、『ロッキー4/炎の友情』、『ロッキー5/最後のドラマ』、『ロッキー・ザ・ファイナル』の計6作品に出演したバートは、シリーズ1作目で映画界で最も栄誉ある賞と言われるアカデミー賞の助演男優賞にもノミネートされた。
なお、バートはポーリー役を引き受けたときのことについて、「MGMの駐車場にいたときにスライ・スタローン(※スライはシルヴェスターのニックネーム)がやってきて、自己紹介をしてくれました。そして、ロッキーの脚本を書いたことを明かすと、『あなたがやるしかない』と私に言いました」、「すぐにでもやりたかったのですが、ちょっと圧力をかけたくてあまりやる気満々に見えないようにしました」と2009年にThe Sweet Scienceのインタビューで振り返っている。