Pixie Dust(ピクシー・ダスト)
1958年の映画『ピーター・パン』で、ピーター・パンやウェンディたちは、ティンカー・ベルにきらきらと輝く粉“ピクシー・ダスト”を振りかけてもらい、幸せなことを思い浮かべると空を飛べるようになった。
ファンタジーというジャンルに大きなインパクトを与えた本作の大ヒットにより、“ピクシー・ダスト”は、ディズニー映画が誇る魔法と驚きを体現し、信じる力と想像力を象徴するモチーフに。喜びや驚きを感じたり、魔法のような体験をしたりしたときに、「ピクシー・ダストを振りかけられた」のように使われる。
Hakuna Matata(ハクナ・マタタ)
「ハクナ・マタタ」はスワヒリ語で「心配無用」や「問題なし」という意味を持ち、1994年の映画『ライオン・キング』で、ティモンとプンバァがシンバに、過去を悔やんだり、未来を心配しすぎるのではなく、今を楽しむことの大切さを教えるために歌い、劇中で最もダンサブルなシーンとなった。
映画のシーンから普遍的なメッセージを生み出すディズニーのパワーによって、アフリカから全世界の家庭に響きわたり、現在も、心配やストレスを抱えた人に「ハクナ・マタタだよ」と声をかけるなど、前向きに生きることを示す言葉として多くの人々に愛されている。
Twitterpated(ツイッターペイテッド)
野生世界にインスパイアされた物語を多く描き、自然環境に対する共感を生み出してきたディズニー。「ツイッターペイテッド」は、動物を主人公にしたアニメーション作品の新たなスタンダードとなった1942年の映画『バンビ』で誕生した言葉。
劇中では、フクロウがバンビたちに、春が来ると「ツイッターペイテッド」を感じ始めるかもしれないと説明する。これは、春の訪れとともに陽気になる動物たちの様子にインスパイアされて生まれた言葉で、映画の中では、突然襲ってくるロマンチックなめまいのような強い感情として表されている。この説明に対するバンビ、とんすけ、フラワーたちのユーモラスでどこか当惑したような反応が、このシーンを印象深いものにしている。
映画公開後、恋に落ちたときの興奮に満ちた感情を表すスラングのような言葉として社会で使われるようになり、現在は、オックスフォード英語辞典にも掲載されている。
Be Our Guest(ビー・アワ・ゲスト)
史上初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされたアニメ映画となった1991年の映画『美女と野獣』で、ルミエールら城の住人たちがベルを贅沢なディナーでおもてなしするシーンで歌われる「ビー・アワ・ゲスト(ひとりぼっちの晩餐会)」。
主題歌「美女と野獣」と挿入歌「朝の風景」と共に史上初めて1作品から3曲もアカデミー歌曲賞にノミネートされた同曲。「ビー・アワ・ゲスト」という曲名は、一流のおもてなしを通して素晴らしい体験を提供しますという意味で、ディズニーのみならず、レストラン、ホテル、イベントなどのサービス業界全体で使用されている。
Supercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)
ディズニー作品発で辞書に載った言葉は?と問われた時、この言葉を頭に浮かべるネイティブ・スピーカーは少なくないのでは。
1964年に当時としては革新的な、実写とアニメーションを融合させたミュージカル・ファンタジー映画として大ヒットした『メリー・ポピンズ』。
同作によって流行したこの言葉は、劇中では、困った時や辛いことを忘れたい時に言うと気分がよくなるおまじないの言葉として歌われているが、英ケンブリッジ辞書では「すごく良いこと」と定義されている。
Bibbidi-Bobbidi-Boo(ビビディ・バビディ・ブー)
1950年の映画『シンデレラ』で、フェアリー・ゴッドマザーがカボチャを馬車に変身させ、シンデレラの粗末な服を素敵なドレスとガラスの靴に変える、『シンデレラ』を象徴するシーンで歌われる魔法の言葉。
現代においては、SNSでビフォーアフター動画に言葉や楽曲が使われるなど、今なお世界中で魔法をかける言葉として愛されている。
『ふしぎの国のアリス』でも楽曲を担当した、アル・ホフマン、マック・デビッド、ジェリー・リビングストンが製作した同曲は、アカデミー歌曲賞にもノミネートされた。
100年のレガシーのなかで私たちの言語にもインパクトを与えてきたディズニー。そんなディズニーの100周年記念作品『ウィッシュ』のテーマは、ディズニーが100年かけて描き続けてきた“願いの力”。ディズニーの100年のレガシーをセレブレートし、次なる100年の幕開けを告げる『ウィッシュ』は12月15日(金)公開。