抜群の表現力!アリアナ・デボーズ=アーシャ役
映画『ウィッシュ』で主人公アーシャ役を務めるのは、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』で第94回アカデミー賞助演女優賞を受賞した女優兼歌手のアリアナ・デボーズ。
アーシャは、ある日ロサス王国で、魔法を叶えてくれるはずの王様が実はみんなの願いを支配していたという衝撃の真実をただ一人知ってしまい、みんなの大切な願いを取り戻すために、夜空に向け「どうか お願い」と願う。すると、彼女の元に“願い星”スターが舞い降り、王国に奇跡が巻き起こっていく。
そんなアーシャの想いが詰まった楽曲「This Wish」が解禁されると、すぐさま「力強さと繊細さが相まってエモーショナルすぎる」「歌聴くだけで泣きそうになる」「全人類聞いて欲しい」と、世界中から絶賛の声が続々。
ロサス王国の人々の願いを救うために立ち上がるアーシャの優しさと強さが、アリアナの圧倒的な実力で見事に表現されており、本作で彼女が他にどのような楽曲を披露してくれるのか、それらの楽曲を通じてアーシャの心情をどのように表現してくれるのか、気になるところ。
ジェニファー・リーがアリアナ・デボーズ起用秘話を明かす
そんなアリアナの起用について、過去に『アナと雪の女王』など大ヒット作を次々と手掛け、本作でも製作総指揮・脚本を務めたジェニファー・リーはこう語る。
「私は『ハミルトン』と『ウエスト・サイド・ストーリー』でアリアナ・デボーズを見て、彼女と一緒にこのキャラクターを作っていけたらと思うようになりました。彼女は非常に才能豊かで、優しさ、寛大さを感じさせる人です。地に足がついていて、感謝の気持ちを忘れない人。働き者でもあります。アーシャにぴったりの女優です」
「アリアナも、子どもの頃からディズニーを愛してきました。お気に入りのディズニーのヒロインはたくさんいるということで、そのコミュニティに自分も入っていけることに、すごく感動してくれました」
またジェニファーは、アリアナがいち演者としてだけでなく、キャラクターを作り上げる上でもなくてはならない存在だったと話す。
「彼女と話し合いをした時のことを私はよく覚えています。あるシーンの初期の脚本を読んで、アリアナは、“これを言える勇気を持てるなんて想像できない。私だったら言えない”と言いました。それで私は書き直すことにしました。アーシャはそれを言いたくないけれども、言わないわけにはいかない。(書き直された脚本で)そのシーンは、アーシャが言いたくないことを言う勇気を振り絞るために黙っているところから始まります。彼女は正しいことをしようとするのです。あれは、このキャラクターのターニングポイントです。それをやって以来、誰にもアーシャを止めることはできなくなるのです」
映画の重要シーンの脚本にもアリアナの意見が採用されたという驚きのエピソード。アリアナがアーシャというキャラクター像を作り上げる上で重要な役割を果たしたのだ。
「アリアナと話し合い、彼女が感じる真実をもとに脚本を書き直したことで、このキャラクターは完全に明確になりました。アリアナはユーモアのセンスもたっぷりで、ダンサーとあり、肉体的な動きにも優れています。なので、アーシャはフィジカルなコメディもたくさんやります。リアナの人柄、精神も、アーシャのキャラクターのインスピレーションになりました」とも話すジェニファー。
果たして、アリアナが全身で体現した100周年で誕生する新ヒロイン・アーシャは、私たちにどんな夢を見せてくれるのか。ディズニー100年の歴史の集大成であり、これからの100年の行き先を指し示す特別な作品『ウィッシュ』。長きにわたり”願いの力”を描き続けてきたディズニーの”原点”と”未来”が、ここに。
『ウィッシュ』は12月15日(金) 全国公開。