食材はタグ付けされた住民たち...映画『サンクスギビング』
感謝祭(=サンクスギビング)発祥の地マサチューセッツ州プリマス。一年に一度の祝祭に沸き立つ人々だったが、突如、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後も一人、また一人と消えてゆく住民たち。彼らは皆、調理器具を凶器に、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷なやり方で殺害されていた。街中が恐怖のどん底に突き落とされるなか、地元の高校の仲良しグループのジェシカたちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎のインスタグラムの投稿にタグ付けされたことに気づく。そこには豪華な食卓が用意され、自分たちの名札が意味深に配されていた…。
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組み、2007年に公開されるや話題を博し、今なお映画ファンの間で‟伝説のホラー映画“として語り継がれている『グラインドハウス』。当時の作品は、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成された。
その中で上映された、イーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』は、これまでホラーファンから「実在しない最高のホラー映画」と称されてきた。
ロス監督は16年もの間、ファンからこのフェイク予告編の映画を実際に作る気はないかと聞かれ続けてきたが、2023年ついに長編映画化! ホラー界の鬼才ロス監督が約10年ぶりに本格ホラーに挑み、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言する映画『サンクスギビング』が12月29日(金)より全国の映画館で公開される。
Z世代の2大スターが本格ホラー初出演!インタビュー到着
18歳以上のみが鑑賞できるR18+に指定された本作は、高校の仲良しグループのメンバーが次々と殺人鬼に襲われていくスプラッター映画。本格的なホラー描写の一方、ハイスクールムービーらしい掛け合いも見どころのひとつだが、今回はメインキャストとしてZ世代を代表する2大スターが初共演!
TikTokフォロワー数、世界4位の8870万人超え!日本が大好きなアディソン・レイ
高校の花形アメフト選手のガールフレンドで、グループの中心的存在であるギャビー役を演じているのは、インフルエンサー、ソーシャルメディアクリエイター、ダンサー、歌手、そしてハリウッドで最も知名度の高い若手スターの一人でもあるアディソン・レイ。
23歳の彼女はSNSでは1億2千万人以上のフォロワーを獲得し、TikTokのフォロワーは8870万人超え。2020年にはTikTokerの長者番付において堂々の1位を獲得したことも。これまでの「いいね!」数は58億人以上、インスタグラムのフォロワーは3800万人を超えている。
「ギャビーはとてもフレンドリーで、楽しい時間を過ごすのが好きな子」。
そう自身の役柄について語ったアディソンは、ベテラン監督であるイーライ・ロス監督との仕事については「キャストたちのアイデアにも耳を傾けてくれる素晴らしい監督。“史上最悪のアイデアだな”と言われることもあるけど、気に入ってくれることもある。とにかく、こんなふうに私たちの言うことを真剣に受け止めてくれる監督はかなり珍しいと思う」と振り返った。
撮影現場はとても楽しかったようで、「絶対に毎週映画館に通って、この映画を友人たちと観るつもり!」と高揚感たっぷりに本作をアピールした。
ロサンゼルスで開催された本作の試写会イベントでは久しぶりに公の場に姿を現し、シアーなドレスで会場を魅了。アディソンのSNSには『サンクスギビング』キャストたちとの仲良しダンス動画が投稿されているのでそちらも要チェック!
プライべートではたびたび日本を訪れるなど、実は大の日本好きであるアディソン。今年のハロウィンにも来日し、コスプレをして渋谷を楽しむ模様をSNSにアップしていた。
1999年の青春映画の名作『シーズ・オール・ザット』を男女入れ替えてリブートし、80ヵ国のNetflixで1位を獲得した映画『ヒーズ・オール・ザット』(2021)で女優デビューにして初主演したアディソンが、『サンクスギビング』でホラーデビューする。
ディズニー・チャンネル出身のスター、マイロ・マンハイム
『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』でゴールデン・グローブ賞とエミー賞を受賞した俳優のカムリン・マンハイムを母に持ち、7歳から子役として活躍する22歳のマイロ・マンハイム。
『RENT』、『フットルース』、『コーラスライン』などの名作ミュージカルに参加したのち、ディズニー・チャンネルの大人気ドラマシリーズ『ゾンビーズ』(2018)に主演して大ブレイク。
アディソン同様、本格的なホラー映画への出演は初となるマイロ。ネル・ヴェルラーク演じる主役ジェシカのボーイフレンド役を演じた彼は、本作について「この映画は、マサチューセッツ州の小さなプリマスという町で、ある年のサンクスギビング(感謝祭)に起きた悲劇に高校生グループが直面する恐怖と苦悩を描いているんだ。驚き、ショック、独創的な殺しのシーン、そして恋愛などが全部詰まった作品になっているよ」とコメント。
さらに、「僕が今までに関わった中で、スタントや爆発の規模、死人の数にしても最大級の作品。人が死ぬ映画は初めてだったから、僕にとって初めてのことがたくさんあった。毎日現場で人々が殺され苦しめられる様子を見てたね。 “今日は誰の頭が爆発するのかな”って気になっちゃたから、出番がない日にも撮影現場に通ったよ(笑)」と話すなど、刺激の連続だった『サンクスギビング』の撮影を振り返っている。
Z世代のハリウッドシーンを席巻する2人が競演する映画『サンクスギビング』は12月29日(金)より全国の映画館にて公開。アディソン・レイとマイロ・マンハイム演じるキャラクターたちは、果たして恐怖のサンクスギビングを生き延びることができるのか!?