あごの産毛が濃くなるワケとは?
産毛などの体毛の濃さは人それぞれ異なり、年齢などによっても変化することがあると言われている。そんな体毛のなかでもじつは濃くなりやすいのがあごの産毛。
あごの産毛が濃くなるのはなぜなのか、専門家の解説をご紹介。
ホルモンバランスの変動で濃くなりやすい
あごの産毛が濃くなりやすいのは、ずばりホルモンバランスと大きく関係しているから。そう明かすのは、認定皮膚科医であり美容外科医のメラニー・パーム医師。
パーム医師は、「女性の場合、ホルモンバランスの変動によってあごの産毛が濃くなることが多いです」と米Byrdieで説明。
とくに更年期を迎えると、あごやその付近の産毛が濃くなることがよくあるのだという。パーム医師は「更年期を迎えると、体内のエストロゲンの生成が減少し、テストステロンの生成が増える傾向にあります。これによりあごの毛の成長が活発になり、濃くなることがあります」と明かした。
もちろん必ずしもホルモンバランスの変動で濃くなるわけではなく、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺の問題、薬の副作用などが関連している場合もあるとパーム医師は解説した。
オススメの処理方法はスレッディング
あごの産毛が気になるときのオススメの処理方法として専門家が勧めるのはスレッディング。スレッディングとは、糸を使って眉毛や顔の毛を除去する脱毛方法で、日本でもサロンなどで施術を受けられる。
この方法をオススメする理由についてスタンフォード大学の皮膚科臨床教授のザキア・ラーマン博士は、「スレッディングなら、細かく軟かいあごの産毛をキレイに処理することができて、ほかの処理方法にくらべて肌への負担も少ないです」と米Selfで説明。あごの皮膚は敏感かつニキビなどの肌トラブルも起こりやすいため、刺激も少ないスレッディングがベストな処理方法なのだという。
専門家が明かした、あごの産毛が濃くなる理由とオススメの処理方法。突如濃くなったかも…というときのために、ぜひ覚えておいて。