メイクのプロが教えるコンシーラーの選び方
リキッドやクリーム、スティックなどさまざまなタイプがあるコンシーラー。たくさんありすぎるがゆえに、自分に合うのはどんなコンシーラーなのか迷ってしまうことも。
そこで、メイクアップアーティストがオススメするコンシーラーの選び方をご紹介。自分にぴったりのコンシーラーが分かる、プロの選び方をチェック!
肌悩みに合わせて選ぶ
多くのメイクアップアーティストが推奨しているのが、肌悩みに合ったタイプのコンシーラーを選ぶこと。クマやシミ、ニキビなど肌トラブルや悩みによって合うコンシーラーは異なるため、自分の悩みと相性のよいコンシーラーを選ぶのといいのだという。
肌悩み別のベストなコンシーラーのタイプは以下の通り。
ニキビ:半固形タイプのクリームコンシーラー
クマ:なめらかでクリーミーな質感のリキッドコンシーラー
シミ、色素沈着:硬めのテクスチャーのスティックコンシーラー
ニキビが気になる人向けのコンシーラー選びのコツについて、メイクアップアーティストのルビー・ハマーいわく、赤みやニキビ跡を隠したい場合は、半固形タイプの「クリームコンシーラー」がピッタリ。
ルビーは「ニキビを隠したい場合は、滑りやすいリキッドタイプよりも、クリーミーなタイプの方がカバーしやすい。指につけて、赤みの強い部分を中心に優しく叩き込むのがコツです」と話した。
目の下のクマを隠したい場合は、液体タイプの「リキッドコンシーラー」がピッタリ。メイクアップアーティストのアルフィ・サダドによると、軽やかなつけ心地で非常に伸びが良く、目元に塗ってもヨレにくいため、クマを隠すには最適なのだという。
ちなみに、コンシーラーの色はファンデーションよりも1~2段階ほど明るい色がおすすめだそうで、青みのあるクマにはピンクやピーチ系のリキッドコンシーラーを選ぶと、より厚塗り感なく自然にクマをカバーできると話している。
メイクアップアーティストのフランチェスカ・ブラッツォによると、シミや色素沈着を隠したい場合は、固形タイプの「スティックコンシーラー」がオススメ
硬めのテクスチャーのスティックコンシーラーは、ほかの形状のコンシーラーに比べてカバー力が高く、肌にピタッと密着するため、シミをしっかり隠したいときにもってこいのアイテムなのだそう。また、コンシーラーだけではシミがきれいに隠れない場合は、オレンジ、ピーチ、イエローなどのコントロールカラーと併用して使うのもアリだという。
重視したいポイントに合わせて選ぶ
コンシーラーを選ぶときの決め手についてもうひとつプロが勧めているのが、重視したいポイントに合わせた選び方。
重視したいポイント別のベストなコンシーラーのタイプは以下の通り。
初心者向け:クリームコンシーラー
自然な仕上がりで軽いつけ心地がいい:リキッドコンシーラー
持ち運びしたい:スティックコンシーラー
メイクのプロいわく初心者にぴったりだというのが、クリームタイプのコンシーラーで肌にフィットしやすく、厚塗りにならないミディアムなカバー力が特徴のクリームコンシーラー。小さなパレットになっていることが多く、ブラシや指を使って塗るのが一般的。
そんなクリームタイプのコンシーラーは、もっとも扱いやすいタイプのコンシーラーであるため、どのタイプのコンシーラーを選べばいいか迷ったら、とりあえずクリームタイプを選ぶのがオススメだという。
軽やかなつけ心地で自然な仕上がりが好きなら、ぴったりなのがリキッドコンシーラー。液体タイプのコンシーラーで伸びがよく、非常になじませやすいのが特徴で、あらゆる肌タイプの目の下のクマやシミ、ソバカスをカバーするのにもオススメ。
また柔らかいテスクチャーなのでヨレにくく、小じわやほうれい線をさりげなくカバーしたいときにも便利だという。さらにメイク崩れが気になる場合は、サテンよりマット仕上げのリキッドコンシーラーを選ぶと、1日中ヨレずに長時間キープできるそう。
メイク直し用など持ち運びたい人にぴったりなのが、固形タイプのスティックコンシーラー。固形なので持ち運びがしやすく、小さなシミや黒ずみ、ニキビの赤みなどをしっかりカバーしたいときにピッタリ。
ただしコンシーラーをスティック状に保つ成分は、毛穴を詰まらせるリスクが高く、オイリー肌や混合肌の人にとっては理想的な選択肢ではないという。ニキビや肌荒れを起こしやすい場合は、ノンコメッドジェニック処方のコンシーラーを選ぶのがよさそう。
たくさんのタイプのコンシーラーから自分にぴったりのものを選ぶコツ。どのコンシーラーを選べばいいのか迷ったらぜひ参考にしてみて。