シュワちゃんに災難が降りかかる
映画『ターミネーター』シリーズなどの代表作で知られる俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが、所持していた高級腕時計を申告しなかったとしてドイツのミュンヘン空港で3時間以上も拘束される騒動があった。
腕時計はスイスの高級時計ブランド、オーデマ・ピゲのもので、2万1,000ドル(約310万円)以上の価値があると米Page Sixは伝えている。米Peopleによると、アーノルドはその腕時計を、母国オーストリアで開催されたチャリティオークションに出品するつもりだったという。
国際線を利用する場合、一定価格以上の貴重品は申告しなければならないことが多いが、アーノルドは申告書への記入を求められたことはないと関係者は主張している。一方、ミュンヘン税関の広報担当者は、問題の腕時計は「輸入品」であるため「申告されるべきだった」として、当局が「税金支払いの手続きを開始した」とドイツの地元メディアに語っている。
なお、アーノルドは時計にかかる税金を支払うことに同意したが、クレジットカードの機械がトラブルで使えなかったため、銀行のATMに連れて行かれたものの、限度額を超えていたため引き出せず、銀行も閉まっていたことから、結局、職員が別のクレジットカードの機械を持ってきて対応したそう。
ちなみに、後日開催されたチャリティオークションに参加したアーノルドは、税関職員が手荷物から腕時計を見つけたあと、他にもあるのではないかと探し始めたが何も見つからなかったという話を持ち出して、「彼はそれを見つけることはできませんでした。なぜなら、私が隠していたからです。どこ(に隠していた)かは言えません(笑)」とかなりキワどいジョークを飛ばしたとPage Sixは報じている。