ライアン・ゴズリングがアカデミー賞のノミネーションにコメント
映画『バービー』で主人公のバービーの恋人ケンを演じてアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリングは、主演を務めたマーゴット・ロビーと監督のグレタ・ガーウィグが各カテゴリーで“落選”したことに複雑な心境を抱いている。
フロントロウでお伝えしたが、『バービー』は作品賞を含む7部門でノミネートされたが、マーゴットとガーウィグ監督は主演女優賞と監督賞の候補からはずれた。
ライアンは声明で「多くの素晴らしい作品がある年に、仲間たちと一緒にノミネートされたことを大変光栄に思います。こんなことを言うことになるとは思ってもみませんでしたが、ケンという名のプラスチック人形を演じられたこともとても光栄ですし、誇りに思っています」と、助演男優賞にノミネートされたことに感謝にしたうえで、こう続けた。
「しかし、バービーがいなければケンは存在しません。そして、『バービー』にマーゴット・ロビーとグレタ・ガーウィグは欠かせません。この歴史に残る、世界的に有名な映画に最も貢献した2人です。彼女たちの才能、努力、天才性なくして、作品が評価されることはなかったでしょう。彼女たちがそれぞれのカテゴリーでノミネートされなかったことにがっかりしていると言っても過言ではありません。（2人は）あらゆる困難をものともせず、魂もなく、薄着で、股間のない人形のカップルを用いて、私たちを笑わせ、心を打ち砕き、文化を押し上げ、歴史を作りました。彼らの功績は、他の非常にふさわしい候補者とともに評価されるべきです」
そして、最後に「そうは言いましたが、アメリカ・フェラーラをはじめ、このような画期的な映画を作るために才能を発揮した素晴らしいアーティストたちを心から祝福したいと思います」と、助演女優賞にノミネートされた共演者のアメリカ・フェレーラやその他の賞に名を連ねているスタッフたちのノミネーションを喜んだ。
