ヘンリー王子が父チャールズ国王に会うために帰国
イギリス王室のチャールズ国王ががんと診断されたことを受けて、国王の次男ヘンリー王子がイギリスに緊急帰国した。英Daily Mailはヘンリー王子がイギリスに到着したことを写真付きで報じている。
ご存じの方も多いと思うが、ヘンリー王子は2020年3月末をもって王室を離脱し、現在は妻のメーガン妃と子どもたちとともにアメリカで暮らしている。
なお、今回の帰国について、ヘンリー王子の代理人は「王子は近日中に英国を訪れ、陛下にお会いする予定です」と事前に声明を通じて認めている。
チャールズ国王から個人的にがんと診断されたことを知らされたヘンリー王子は、それ以来、国王と定期的に連絡を取っていると伝えられている。ヘンリー王子はチャールズ国王に会うために帰国したようだが、どれくらいの期間、イギリスに滞在するのかは現時点ではわかっていない。
ヘンリー王子は帰国してすぐにチャールズ国王と会ったそうで、王室関係者は「(ヘンリー王子が)いつか孫たちも連れて来てくれるといいですね。(実現したら)それは全員にとって素晴らしいことです」などと米Peopleに語った。
ちなみに、ヘンリー王子は王室を離脱して以降、家族と疎遠になっている。とくに、兄のウィリアム皇太子とは以前はとても仲が良かったが、公に王室を批判したことなどが原因で、修復不可能なまでに関係が破綻していると言われている。そういった事情から、今回の帰国中もヘンリー王子とウィリアム皇太子は会う予定はないと、先ほどの王室関係者はPeopleに証言している。
一方、『The King(原題)』の著者であるクリストファー・アンダーセン氏いわく、チャールズ国王はヘンリー王子と家族が仲直りすることを望んでいるそうで、“ヘンリー王子はできるかぎりの方法でチャールズ国王を支援したいと考えており、国王のためにも関係改善に努めるだろう”と米FOX Newsのインタビューで推測している。