オースティン・バトラーが過去のインタビューでの発言を振り返る
2022年公開の映画『エルヴィス』で伝説のシンガー、エルヴィス・プレスリーを演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされたオースティン・バトラーが、過去のインタビューで元恋人のヴァネッサ・ハジェンズの名前を伏せた理由を説明した。
以前、フロントロウでお伝えしたが、オースティンに『エルヴィス』出演が決まるよりも前にエルヴィス役を勧めたのが、当時彼と交際していたヴァネッサだった。
しかし、オースティンは米Hollywood Reporterのインタビューでそのエピソードを語った際、「ラジオからエルヴィスのクリスマスソングが流れていて、一緒に歌っていたら、“友人”が僕を見て『エルヴィスを演じたほうがいい』と言ったんです。僕は『そんなの無理だよ』と言いました。それから2週間後、僕がピアノを弾いているときでした。それまで誰かのために歌ったりしたことはなかったのですが、そこに同じ友人がいて、(その友人のために)僕はピアノを弾いたんです。彼女は再び『私は本気よ。脚本の権利を得る方法を考えたほうがいい』と言いました」と、ヴァネッサの名前を伏せていた。
そのことで一部のファンの怒りを買ってしまったオースティンだが、ヴァネッサの名前を出さなかったのは、彼なりの配慮だったという。
米Esquireのインタビューでヴァネッサのことを「友人」と呼んだ理由を聞かれたオースティンは、「あの一件は勉強になりました」と言うと、こう続けた。
「彼女のプライバシーを尊重しているつもりでした。(自分が)あれこれ言うことで、彼女に話をさせることになってしまうのではないかと思ったんです」
さらに、「彼女にはたくさんの愛情を感じているし、大切に思っています。(名前を伏せたことで)決して何かを消そうとしていたわけではありません」、「僕は自分のプライバシーをとても大切にしているので、他の人のプライバシーを放棄したくなかったんです」と付け加えた。