最多受賞は『オッペンハイマー』
現地時間3月10日、“映画界で最も栄誉ある賞”と言われるアカデミー賞の授賞式が開催された。最多受賞は“原爆の父”と呼ばれるロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた『オッペンハイマー』で、作品賞と監督賞を含む7部門で受賞を果たした。
また、日本からは『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞、『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞にそれぞれ輝いた。『君たちはどう生きるか』を手がけた宮崎駿監督が同賞を受賞するのは、『千と千尋の神隠し』以来2度目。また、『ゴジラ-1.0』はアジアの映画として初めて視覚効果賞を受賞する快挙を達成した。
第96回アカデミー賞受賞結果
作品賞
『オッペンハイマー』
監督賞
クリストファー・ノーラン(『オッペンハイマー』)
主演男優賞
キリアン・マーフィー(『オッペンハイマー』)
主演女優賞
エマ・ストーン(『哀れなるものたち』)
助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr.(『オッペンハイマー』)
助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ(『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』)
脚本賞
『落下の解剖学』
脚色賞
『アメリカン・フィクション』
長編アニメ映画賞
『君たちはどう生きるか』
長編ドキュメンタリー賞
『実録 マリウポリの20日間』
国際長編映画賞
『関心領域』(イギリス)
短編アニメ映画賞
『War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)』
短編実写映画賞
『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』
短編ドキュメンタリー賞
『ラスト・リペア・ショップ』
撮影賞
『オッペンハイマー』
衣装デザイン賞
『哀れなるものたち』
メイク・ヘアスタイリング賞
『哀れなるものたち』
歌曲賞
「What Was I Made For?」(『バービー』)
作曲賞
『オッペンハイマー』
美術賞
『哀れなるものたち』
編集賞
『オッペンハイマー』
音響賞
『関心領域』
視覚効果賞
『ゴジラ-1.0』