第96回アカデミー賞で、映画『哀れなるものたち』のエマ・ストーンが主演女優賞を受賞。(フロントロウ編集部)

エマ・ストーンが2度目のオスカー受賞

 現地時間3月10日に授賞式が行われた第96回アカデミー賞で、映画『哀れなるものたち』のエマ・ストーンが主演女優賞を受賞した。エマは2016年公開(※日本では2017年公開)の映画『ラ・ラ・ランド』でもアカデミー主演女優賞に輝いており、今回で2度目。

 エマは受賞スピーチで、「先日の夜、私はパニックに陥りました。見てのとおり、よくあることです。(パニックになったのは)もしかしたら、こんなことが起こるかもしれないと思ったからです。ヨルゴス(・ランティモス監督)は『自分自身を取り除くんだ』と言いました。彼は正しかったです。なぜなら、これは私のことではなく、各パートの総和よりも優れたものを作るために集まったチームのことだからです。それこそが映画作りの醍醐味です。(1人ではなく)私たち全員が一緒です」と言うと、続けて、家族に感謝の言葉を伝えた。

画像: エマ・ストーンが2度目のオスカー受賞

 じつは、この直前にエマのドレスにハプニングが起きていた。エマはスピーチの最中に、「ドレスが壊れました」とドレスの背中のファスナーが壊れてしまったことを明かすと、「『I'm Just Ken』のときに壊れたんだと思います。私はそう確信しています」とジョークを飛ばした。

 「I'm Just Ken」は映画『バービー』の挿入歌で、この日、ケン役のライアン・ゴズリングが同曲のスペシャルパフォーマンスを披露した。

 ちなみに、エマとライアンは『ラ・ラ・ランド』で共演しているが、授賞式後のインタビューで、エマはライアンのパフォーマンスについて、「私はライアンと、彼がやっていることにとても驚かされました。あの曲は衝撃的でした。私は目の前にいて、思いっきり楽しんでいたのですが、アレ(※ドレスのハプニング)が起きました」と米Deadlineに語っている。幸い、ドレスはスピーチを終えた直後にスタッフが縫って直してくれたそう。

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