シャイメイク・ムーアがオスカー受賞を逃したことへの反応を謝罪
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』で主人公のマイルス・モラレスの声を演じたシャメイク・ムーアが、アカデミー賞の長編アニメ映画賞を逃したことへの反応を謝罪した。
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、先日、授賞式が行われたアカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされていたが、惜しくも受賞とはならなかった。なお、長編アニメ映画賞には宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が選ばれた。
長編アニメ映画賞の受賞作の発表が行われた直後、シャメイクはX(旧ツイッター)で「奪われた(robbed)」とひと言つぶやいた。シャメイクはその発言が何に対するものかを明確にしていなかったが、投稿のタイミングから、長編アニメ映画賞を逃したことへのリアクションであることは明らかで、一部のファンから批判が寄せられた。
そういった声が本人の耳にも届いたのか、シャメイクは再びXを更新し「勝者に敬意を表する。その通りだ。俺は間違いなく負け惜しみを言うヤツだ」と釈明。さらに、「でも、俺たちは負けたわけじゃない。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は多くの人々の人生に影響を与えた。今夜、俺たちは認められなかったかもしれないが、人生は続く、そしてその先も…。さあ、準備だ」と綴った。
また、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の脚本家のひとりであるクリス・ミラー氏が、「どうせ負けるなら、GOAT(※)に負けるほうがいい」とXに投稿し、大人な反応を見せたことから、あるファンがそれを「(手本にすべき)負けたときの反応」だとシャメイクに指摘すると、シャメイクは「君は正しい。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』チームのメンバーは全員、(負けても)勝者を称える潔い人たちだ。とてもプロフェッショナルで、この先どうなるか楽しみだ。俺は若くて、闘志に燃えている。だから、俺の性分を許してほしい。受賞者たちを祝福する」と謝罪した。
※「Greatest of All Time(史上最高)」のこと。