キリアン・マーフィーのチーズ愛
映画『オッペンハイマー』で“原爆の父”と呼ばれる物理学者のロバート・オッペンハイマーを演じてアカデミー賞の主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーが、オッペンハイマーを演じ終えたあと、「チーズをたくさん食べた」ことを米Peopleのインタビューで明かした。
以前、米Vultureのインタビューで、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキ中にチーズに舌鼓を打ったと語っていたキリアンは、「無料のチーズをたくさんもらったんです」と、すでに十分なストックがあると言うと、「良いチーズです。チェダー会社の熟成チェダーのように。税関を通ることができるなら、(パルメザンを)ホイールごと受け取ることもできます」と付け加えた。
なお、なぜチーズがお気に入りなのかという問いには、キリアンの代わりに、一緒にインタビューを受けた『オッペンハイマー』の共演者であるエミリー・ブラントが、「彼には気分転換が必要でした。チーズは素晴らしい気分転換になります」と答えた。
ちなみに、キリアンはオッペンハイマーを演じるにあたって、入念なリサーチと役作りを行なったことで知られる。準備期間は約半年で、その過程についてキリアンは、「クリス(※クリストファー・ノーラン監督)から電話をもらった瞬間から、私は内側からも外側からも(役作りに)取り組み始めました。膨大な量の本を読み、調べ、彼に関する記録映像を片っぱしから見ました」、「それからすぐに体の調整を始めました。というのも、彼の身のこなしや体格の小ささがとても興味深かったからです。でも、そのほとんどは、ダブリンの自宅の地下室を歩き回ってひとりごとを言いながら、ただひたする練習するだけでした」と米The New York Timesのインタビューで振り返っている。