ヘンリー王子夫妻とウィリアム皇太子夫妻の和解は実現するのか
国際スポーツイベントのインビクタス・ゲームの10周年を記念するイベントに出席するために、5月に再びイギリスに帰国することが明らかになったヘンリー王子に、兄のウィリアム皇太子と妻のキャサリン妃が子どもたちを連れてくるよう提案するも、メーガン妃が断ったと英The Mirrorが報じている。
ご存じの方も多いと思うが、ヘンリー王子は王室を離脱して以降、家族と疎遠になっている。とくに、兄のウィリアム皇太子とは以前はとても仲が良かったが、公に王室を批判したことなどが原因で、修復不可能なまでに関係が破綻していると言われている。
なお、ヘンリー王子は父チャールズ国王ががんと診断されたことを受けて、今年2月にイギリスの緊急帰国したが、このときはウィリアム皇太子とは会うことなく、イギリスに到着してから約24時間で出国した。ただし、完全に交流が途絶えているわけではないようで、ヘンリー王子とメーガン妃は、がんを公表したキャサリン妃に個人的に連絡を取ったと伝えられている。
王室の事情に詳しい専門家のトム・クイン氏は、The Mirrorに対し、キャサリン妃はヘンリー王子とメーガン妃の長男アーチー王子と長女リリベット王女に会うという考えに熱心で、両夫妻の和解に向けて、次にイギリスに帰国するときには子どもたちを連れてくるよう促したが、メーガン妃がその申し出を断ったと明かした。
クイン氏は、「メーガン妃が子どもたちをイギリスに連れてくることはありえません」と説明。続けて、「キャサリン妃とウィリアム皇太子は、メーガン妃とヘンリー王子に(イギリスに)子どもたちを連れてきて、2組のカップルとその家族が仲直りするよう提案していますが、今のところその提案は何の成果も上がっていません」と語った。
また、米New York Postは、子どもたちだけでなく、メーガン妃自身もイギリスに帰国することに難色を示しており、メーガン妃は「(帰国しない)正当な理由がある」と伝えている。
ちなみに、アーチー王子とリリベット王女はイギリスに帰国したのは、2022年6月、エリザベス女王の在位70周年を祝う記念式典「プラチナ・ジュビリー」のときが最後。同年9月に行われたエリザベス女王の葬儀の際は、安全上の懸念から子どもたちはアメリカに残った。