イーロン・マスクの子どもであるビビアン・ジェナ・ウィルソンが、父親の話について反論した。(フロントロウ編集部)

イーロン・マスクと心理学者の対談が問題に

 これまでカナダ人アーティストのグライムスや Neuralinkの最高経営責任者のシヴォン・ジリズなどとの間に10人以上の子どもを授かっているテスラ社やスペースX社のCEOであり、ツイッターを買収したことでも知られる実業家のイーロン・マスク

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 そんなイーロンが先日、心理学者のジョーダン・ピーターソンと対談したのだが、そこでイーロンが、ジャスティン・ウィルソンとの間に誕生したビビアン・ジェナ・ウィルソンについて話した。

 ヴィヴィアンは生まれた時に割り当てられた“男性”ではなく、“女性”だと自認しており、2022年にロサンゼルス郡に対し改名を求める申請書を提出しザビエル・マスクという名前からビビアン・ジェナ・ウィルソンという名前に変更して、現在は女性として生活している。

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 イーロンはジョーダンとの対談の中で終始ヴィヴィアンを「息子」と呼び、騙されて性別適合の治療に必要な書類にサインしたと主張し、「実質、私は息子を失った」などと発言。

 その後、自身のX(旧ツイッター)にも「ザビエルは生まれつきゲイで自閉症気味でした。この2つの特徴は性別違和の原因となります。彼が4歳くらいの頃から、ミュージカルや演劇が好きだったことと、ジャケットなどの私の服を選んで「素敵!(ファビュラス)」と言ってくれたことから、私はそのことを知っていました。しかし彼は女の子ではありませんでした」と綴った。

 これらの発言にヴィヴィアンが反論した。

ヴィヴィアンがスレッズで父イーロンに反撃

 ヴィヴィアンは父が買収したXを使用しておらず、ライバルと言われているメタ社のスレッズを使用。そこで「否定しなければならないことはたくさんありますが、心配しないでください。まずは私が最も面白いと思うものから始めたい。それは、評判の悪い 「自閉症気味だった」というツイートです」と書き込むと、そこからヴィヴィアンの反論がスタート。

 彼女は「ちょっと長くなるから、我慢してください」と前置きし、「これはまったくのフェイクです。まじでこんなことはなかった。絶対に」と否定。そしてこれはイーロンが同情点を集めるためのの最後の切り札だったと分析。その後も「私は4歳の時に『ミュージカルと演劇が好き』ではなかったです。だって4歳だったから。(ミュージカルや演劇が)どのようなものかも知らなかったです」と綴り、続けて「私は彼のためにジャケットを選んだことはなかったし、『ファビュラス』と言ったこともなかったです。私が4歳のときに『ファビュラス』という言葉を使わなかったのは、もう一度繰り返しますが、私が4歳だったからです。こんなの当たり前すぎて説明する必要もないと思うんですが、どうやらみんなこのくだらないことを信じているみたいだから、こうしているんです」とイーロンのポストに反論した。

 そして「このことはすべて完全にでっち上げで、これには理由があります。彼は私が子どもの頃どんなだったか知らないんです。なぜなら彼はその場にいなかったし、彼がいたわずかな期間に、私は女性らしさやクィアネスを理由に執拗な嫌がらせを受けていたので」とコメント。最後には映画『A Very Brady Sequel』でお馴染みの家族や友人がひどい嘘つきだと簡単に見破れるときに使われる「Sure, Jan」という発言を用い「あなたが何を言っても構いません。私はカリフォルニア州で法的に女性として認められていますし、私より下の人たちの意見など気にしません。彼は退化している機械が作り出した夢の中にいる人たちやなんでもすぐに与えてくれるような人たちから注目を集めたり承認されようと必死です。インターネットから離れて外の世界に出たら」と父に物申した。

 ちなみにこのヴィヴィアンの反論に、イーロンの子どもを3人産んでいるグライムスが「私はヴィヴィアンを愛していますし、ずっと誇りに思っています」とXにポストし、ヴィヴィアンのことをサポートする意志を見せている。

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