①シンプルシルエットなミニスカート
残暑が厳しく、レイヤリングファッションをするほどエネルギッシュになれない今日この頃、とはいえ少しずつ秋のお洒落を取り入れたいのが本音。ここ最近のボトムのトレンドはルーズシルエットでリラックスしたスタイリングがスタンダードだったけど、今年はミニスカート、特にシンプルなデザインのものが気分。
ブルックリン・ベッカムとのデートを楽しむニコラ・ペルツ(左)のスタイリングはまさにお手本。黒のカラーレイヤーに一点グレーを効かせてシックかつデイリーユースなムードがカワイイ。ナタリア・ヴォディアノヴァ(右)のようにメンズライクなオーバーサイズシャツを合わせるのはまさに叙級者。アクセもシンプルなものを選んでるのが潔くてgood。
リサーチ中に出合ったブランド、n-frameはベーシックなアイテムを揃えながら、デザインアクセントの強弱が絶妙。このレザースカートはアシンメトリーかつ、計算されたスリットの幅で脚長効果を発揮。
②セットアップスタイル
上下セットアップを代表に「統一感のあるスタイル」がリバイバル。リリー・ローズ・デップが2年前のパリ・ファッションウィーク、シャネルの会場で見せたスタイリングが今年はストリートに浸透しそう。リリーのスタイリングはキャミソールトップ、スカート、ジャケットのアンサンブルだけど、n-frameのようにワンピースとジャケットの方がより今年らしいムード。
③リブ編みニット×スキニーデニム
ミニスカートの段でも記した通り、今年は寒さを感じるまでまだ時間がかかりそう。レイヤリングする手間いらず、かつ、スタイリッシュなスタイリングとしてオススメしたいのが、リブ編みのハイゲージニットにスキニーデニムを合わせるスタイル。テイラー・スウィフト(右)のように足先までスマートに見せるのが注目を集めそうだけど、ジェイミー・キングのようにデニムイン&スニーカーで気取らないスタイリングもアリかも。色違いで揃えて、気分次第でアレンジしたい。
前見頃と後ろ見頃で大胆に切り替えたバイカラーニットはn-frameの人気プロダクト。ピンク×ブラックの他、レッド×ブラック、ホワイト×ブラック、ホワイト×グレーあり。
④レトロジャケットをカジュアルに
シャネルジャケット((ノーカラーのツイードジャケット))と聞くとついつい身構えてしまうけど、このアイコニックなウェアに代表されるレトロジャケットは意外と扱い安く重宝するアイテム。
中でも今シーズン取り入れたいスタイリングはデニムに合わせるフレンチシックカジュアル。
アンナ・ムグラリス(左)やクリスティー・ターリントン(右)のイージーデニムパンツにTシャツやキャミソールを合わせつつ、足元はブラックで締めるスタイリングはまさにお手本。特にアンナはパリジェンヌらしI、肩の力が抜けた上級者っぷりが◎。
スキニーデニムに合わせるとよりレトロなフレンチシックスタイルに。サングラス、バッグ、ブーツを黒で統一、ゴールドがスタイリングのキーポイントに。
⑤ダボっと着るトレンチ
アウターは引き続きオーバーサイズ一択な気分。オーバーサイズといっても軽さを感じる素材のものがスタンダード。もう肩の凝るような思いコートを着て歩くのは時代遅れかも。“お爺ちゃんのお下がり”のようなルーズさを、ヘアスタイルや小物づかいでアレンジするのがこのアイテムの楽しみどころ。ジェニファー・ローレンス(左)もダコタ・ジョンソン(右)もその点センス抜群!
ペールトーンが新鮮なn-frameのトレンチは、裾がフレアなタイプ(左)とキャンディスリーブタイプ(右)の2種。サイズ選びとベルト使いでアレンジ幅も自在。
⑥包み込むピンク
これはもうフィーリングでしかないけど、今年のムードを表す色と言ったらピンクなんです。目まぐるしく変わる時代の影響か優しいものに包まれたいムードがファッションシーンに現れています。ピンクと言っても、ショッキングピンクのようなグリッターなものではなく、柔らかく包み込むようなピンク、温かみを感じるピンクです。
ヴィヴィッドなオレンジカラーが眩しいオリヴィア・パレルモのスタイリングはなかなか真似できないものだけど、視点を変えるとピンクの“優しさ”が際立つコーディネート。ジジ・ハディッドのスタイリングはイメージにピッタリ。ブロンドヘアを取り入れるのもアリかも。
ゆったりとしたシルエットとペールピンクがエレガントな印象を与えるチェスターコート。トレンチ以上のアウター大本命かも。