ストップモーションアニメの新境地を切り開くホラー映画『ストップモーション』が、ついに日本で公開される。独自の視点で創造性の光と影を描き出すこの作品は、ストップモーションアニメーターの物語という斬新な題材を扱い、観る者に深い衝撃を与える。
監督のロバート・モーガンが着想を得たのは、創造物がまるで命を持ったかのように動き始める感覚だったという。「自分の影響を超えて動き出す創造物。それは奇妙で不安定なものだ」と語る彼の言葉には、クリエイターとしての苦悩と好奇心が垣間見える。
本作の主人公エラは、抑圧的な母親に支配されながらも、ストップモーションアニメへの情熱で自らの道を切り開く女性。エラ役を演じるアシュリン・フランチオージは、その卓越した演技力でエラの内面を繊細に表現している。監督が「彼女の演技はキャラクターそのものだ」と絶賛するように、エラの葛藤と成長が鮮やかに描かれる。
シッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞歴を持つ本作は、アメリカでスマッシュヒットを記録。巨匠フィル・ティペットも称賛したその完成度は、ストップモーションアニメと実写の融合という点でも新たな可能性を示している。
創造の美しさと恐ろしさを極限まで描き出した『ストップモーション』が日本のスクリーンに登場する。恐怖と創造の狭間で展開される物語を、その目で確かめてほしい。
各国の映画祭で話題となり、Rotten Tomatoes 満⾜度91％（2024/10/25時点）を 獲得したストップモーションアニメ・ホラー『ストップモーション』は1/17(⾦)新宿シネマカリテ他にて全国ロードショー。
