俳優のラミ・マレックが、ロサンゼルスの警察から人種差別を受けて刑務所に行きかけた過去を明かした。(フロントロウ編集部)

ラミ・マレックが警察に拘束された過去を明かす

 2018年公開の大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、クイーンの伝説的なフロントマンである故フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックは、今や多くの人が知る人気俳優の1人。

画像1: ラミ・マレックが警察に拘束された過去を明かす

 しかし、過去にはロサンゼルスの警察から人種差別を受けて刑務所に行きかけたことがあったようで、その時のことについて The Guardianで話した。

 当時友人と酒屋で買い物をしていたラミ。そこの酒屋で女性が何者かにバッグを奪われたということで、警察がやってきたのだ。そしてラミを見た警察は白人ではないラミを拘束。その時のことを「
誰かが酒屋を襲い女性のバッグを盗んだので、私はロサンゼルス市警のパトカーのボンネットに投げ込まれたんです。犯人はラテン系で、『君はその特徴に当てはまる』と言われました。エンジンがどれだけ熱かったか覚えています。彼らはあそこで猛スピードでやって来たに違いなく、私の手は火傷しそうでした」と話した。

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 ラミの両親はエジプト人。ということで、その場にいた“白人以外”ということでラテン系と勘違いした警察はラミを拘束したのだが、ラミが一緒にいた白人の友人が「じつは彼はエジプト人なんです。ラテン系ではありません」と言ってくれたようで、解放されたという。ラミは「僕はパトカーの中で笑っていたのを覚えています。『僕はやってもいないことで刑務所に行くことになるかもしれない』と思っていました」と当時の心境を明かした。

 ちなみにラミは「ラミ・サイード・マレック」という中東系の名前が原因で昔は別の国に行く時の入国審査も大変だったようだが、『ボヘミアン・ラプソディ』がヒットして以降、「その男は『ボヘミアン・ラプソディ』の人だ。彼を通せ」と言われるようになったよう。

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