息子はナヤを助けようとしていた
ドラマ『glee/グリー』でサンタナを演じて人気を集めた俳優ナヤ・リヴェラは2020年7月8日、当時4歳だった第1子のジョージーと泳ぎに出かけたカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のピルー湖で消息が不明に。その後、現地警察やレスキュー隊による連日におよぶ捜査の末に、7月13日に遺体となって発見された。
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33歳という若さでこの世を去ったナヤ。当時ナヤと一緒に湖を訪れていたジョージーは、現在ナヤの元夫でジョージーの父親である俳優のライアン・ドーシーとロサンゼルスを離れウェストバージニア州で一緒に暮らしている。
今回Peopleの取材を受けたライアンは、ジョージーがナヤを救えなくて罪悪感を抱いていることを明かした。事故の報告書によると当時4歳だったジョージーをボートにあげてから沈んでいったナヤ。ジョージーは当時、母ナヤを助けるために、ライフ・ラフト(救命いかだ)を探していたがボートには積まれていなかった。そこで近くにあったロープをナヤに渡そうとしたが、ジョージーは
ロープの上に大きなクモがいて、怖くて投げられなかったという。ライアンはジョージーに少しでも罪悪感を抱かせないために「僕は彼に『あのロープは長さが足りなかったよ』と言い続けて安心させているんです」とコメント。
そして「彼が言ったのは、彼女が最後に言ったのは彼の名前だったようです。そして彼女は沈み、彼はもう彼女の姿を見ることができなかったんです。彼が彼女の最期の瞬間を目撃しなければならなかったなんて、本当に信じられません」と語った。
ボートに浮き具や救命装置を整備していたら、ナヤの死は防げた可能性があったことから、遺族はカリフォルニア州ベンチュラ群や湖があるユナイテッド・ウォーター・コンサベーション・ディストリクト、湖を管理する団体であるパークス・アンド・レクリエーション・マネジメントを相手取って
訴訟を起こしたものの訴訟を起こしてから1年半後に和解。現在9歳になったジョージーについてライアンは「息子は元気いっぱいで、幸せそうに目を覚まします」と話し、元気でいることを明かした。