世界中から熱視線！オスカー女優のマイキー・マディソンの意外過ぎる素顔とは？

心理学者の両親、将来の夢は馬術選手のシャイな少女

　マイキー・マディソンは、ロサンゼルス出身の25歳。姉が2人、双子の弟、そして1歳下の弟の5人兄妹の3女として、心理学者でユダヤ系の両親に育てられた。

　祖母や母の影響で幼い頃に乗馬を始め、将来の夢はプロの馬術の選手なることだった。当時、乗馬にかなり真剣に打ち込んでたことから、途中でホームスクーリングに切り替えたほど。

　13歳頃から映画や演技へ強い興味を持つようになり、馬術と俳優の両立も考えたが、妥協を許さない性格から、馬術の道は諦め俳優の道を選んだという。

　幼い頃から内向的な性格で、周囲からちょっと変わった子だと思われてたので、双子の弟が学校では他人の振りをしていたとか。ファースト・キスは中学生の頃。相手は他校の男子で、駐車場にいた母にこっそり見られていたなど“全然ロマンティックじゃなかった”と、ほろ苦い思い出。

SNSは一切使わない主義！Z世代の新セレブ像

　Z世代ど真ん中の25歳のマイキーだが、意外なことにSNSは一切やらない主義。インタビューでSNSを一切使っていない理由を尋ねられると、「本当に、私には向いていないんです」と答えている。SNSだけでなく、グーグル検索など「エゴサ」も一切しないという。

　強烈なインパクトを残す個性的な役のイメージが強いが、実際にインタビューなどで話す様子は、非常に物腰がやわらかく落ち着いた雰囲気。本人曰く「シャイな性格」で「とてもスピリチュアルな人間」とのこと。

　黒髪ストレートヘアがトレードマークだが、実はかなりの癖っ毛。湿度が高いと広がってしまうため、「ブラジリアン・ブローアウト」という強力な髪質改善を施している。

　流行りのミニマリストとは真逆で、ヴィンテージの洋服やアンティークの小物など収集癖がある。動物が大好きで、スマホの壁紙は一生、愛猫の写真にすると宣言している。愛犬の名前はストロベリージャムで、愛猫の名前はビスケット。

　好きな映画は『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』『すてきな片想い』『スタンド・バイ・ミー』などノスタルジックな80年代の作品で、憧れの女優はモリー・リングウォルド。愛読書は、シンガーソングライターで詩人のパティ・スミスの「ジャスト・キッズ」。

　これまでのところ、SF作品には“まだ”ハマったことはないとのこと。子供の頃から父親とジェームス・ボンドの作品を良く見ていたので、いつかボンドガールを演じるのが夢。

今後の出演作は未定のマイキーだが、Z世代を代表する注目俳優として今後の活躍から目が離せない存在だ。

マイキー・マディソンの出演作品

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（2019年）

　マイキーが出演した最初のメジャー映画は、2019年のクエンティン・タランティーノ監督作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。カルト集団「マンソン・ファミリー」の一員、セイディ役を演じ注目を集めた。　今作のオーディションを受けたのはマイキーが19歳の頃で、憧れのタランティーノ監督に会える絶好のチャンス！と、とある独創的なアピール方法を思いついた。

　マンソン・ファミリーがLSDを使用していたことを知り、自分が演じるキャラクターがLSDを体験をしているような絵と、その裏にチャールズ・マンソンへのドラマチックなポエムを書いたという。更に自分の髪の毛を切って縫い付け、その絵を携えてオーディションに挑んだ結果、見事に役を射止めたのだ。タランティーノ監督はマイキーの描いた絵をいたく気に入ったらしく、オフィスに飾っていたということ。

『スクリーム』（2022年）

2022年の映画『スクリーム』で演じたのは、主人公の親友・アンバー役。ラストに、黒ずくめで白いゴーストの仮面をつけた殺人鬼“ゴーストフェイス”は実はアンバーだった、と明らかになるキャラクター。

　ゴーストフェイスの正体が明らかになる重要なシーンの撮影当日、マイキーはコスチュームを身に着けてウォームアップしていると、突然具体が悪くなり気を失ってしまった。結局そのシーンの撮影は翌週に延期になってしまったが、マイキーは「週末の間にもっと準備できるからよかった」と、前向きに気持ちを取り直したそう。

『ANORA アノーラ』（2024年）

　アカデミー主演女優賞を受賞した2024年の映画『ANORA アノーラ』では、ストリッパー役を演じており、過激でセクシーなダンスシーンや体を張った濡れ場にも挑戦している。

　ジミー・ファロンの『ザ・トゥナイト・ショー』に出演した際に、両親はこの映画を見たかと聞かれたマイキー。俳優業に協力的な両親や家族全員がこの映画を非常に気に入っており、自分よりも多くの回数見ている。90歳の祖母すらも、ピラティス友達といつもこの映画の話で盛り上がっていると話していた、と明かしている。