マネージャーが脚本を盗んだことでスター誕生!?
シャロン・ストーンが、1992年の大ヒット映画『氷の微笑』で主演を射止めるまでの波乱の舞台裏を米Business Insiderのインタビューで明かした。その告白は、まさに映画さながらの展開だった。
彼女が明かしたのは、以前にもポール・バーホーベン監督と映画『トータル・リコール』でタッグを組んだにもかかわらず、『氷の微笑』については「一切話を聞かせてもらえなかった」という事実だった。「あの役は本当に演じたかったのに、誰も脚本を渡してくれなかった」。
そんな中、彼女の願いを叶えるために動いたのは、当時のマネージャー。なんとマネージャーがオフィスのドアを自身のクレジットカードでこじ開け、脚本を盗み出したというのだ。
シャロンはその脚本を読んだ瞬間、「この役は私がやる」と決心したと語っている。当時は脚本の過激な内容を理由に、出演を見送った女優が複数いたとも言われており、そうした経緯を経て、ようやく彼女にオーディションのチャンスが巡ってきた。そして、その熱意と演技力が評価され、見事、主演の座を射止めることになった。
映画『氷の微笑』は公開と同時に世界中で大きな反響を呼び、興行的にも成功。ゴールデングローブ賞ではドラマ部門主演女優賞にノミネートされ、シャロンは世界的スターへの階段を駆け上がった。
そして今、この伝説的スリラー映画のリブート企画が進行中であることも明らかになっている。米Peopleによると、現時点でキャストやストーリーなどの詳細は未定ながら、ストリーミング時代に合わせた再構築が検討されており、シャロン自身が再び関与する可能性も取り沙汰されている。30年以上の時を経て、新たな『氷の微笑』がどのような形で蘇るのか、注目が集まっている。