移民規制に憤りコメントをしたリアーナ、トランプ支持の女性歌手に電話番号を晒される

　現在、アメリカ本国だけでなく世界中に波紋を広げているイスラム圏の7カ国（イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン）からのアメリカへの入国を90日間禁止するというドナルド・トランプの大統領令に対し、週末、シンガーの>リアーナがツイッターで憤りのコメントをした。

　数々のセレブたちが同大統領の強行に猛反発を見せるなか、リアーナは強い口調でこう発言。

　名前こそ出さなかったものの、トランプ大統領を痛烈に批判したリアーナに対し、「よく言った！」、「同じ意見だわ」とファンからの賛同の声が寄せられるなか、彼女の発言に難色を示し、つっかかってきたセレブが。

発言に噛みついた女性ラップ歌手とバトルに発展

　その人物とは、これまでにも数々の過激な発言で世間を騒がせてきた女性ラップシンガーのアジ―リア・バンクス。

　昨年の選挙期間中から、数少ないトランプ支持派の黒人女性セレブの1人として知られ、トランプ大統領が当選した際には、対立候補だったヒラリー・クリントン氏をサポートしていたシンガーのケイティ・ペリーやレディー・ガガらに対し「彼女たちは、今頃バックステージで大声を上げて泣いていることでしょうね」と嘲笑コメントをして物議を醸していた。

　リアーナのコメントを目にしたアジ―リアは、自身のインスタグラム上で「リアーナ（市民でも無ければ、選挙権もない＜※＞）を含む、自分の影響力を使って世間を引っ掻き回そうとしているセレブたちは、マジでちょっと黙って大人しくしておいてもらいたいわ。大統領を罵倒するのはやめなさいよ、バカみたいで情けなくて見てられないわ」などと持論を展開。

※リアーナはカリブ諸島の国バルバドスの出身のためアメリカ市民ではなく選挙権を所有していない。

　これに対し、リアーナは彼女からの挑発を茶化すかのように「これが移民が見せる顔よ」とキス顔の写真を投稿。

　さらに、以前アジ―リアが自宅クローゼットで鶏をさばいて黒魔術を練習していたというウワサに触れて「#チキンとは距離を置いて　#ナゲット大好き　#鶏を救え」と小ばかにするようなハッシュタグを添えたことから、両者の間でバトルが勃発することに。

アジーリアが突然リアーナの電話番号を公開

　その後、アジ―リアが「リアーナが言おうとしてるのは『私は汚い庭でココナッツの実をサッカーボール代わりにして遊んで育ち、私に曲を作ってくれたりドラッグを恵んでくれる男になら誰にでも股を開いてきたわ。ドラッグのやりすぎでうまくパフォーマンスできないし、ステージ上でも息切れしちゃう』ってことみたいよ」と妄想を振りかざすと、リアーナは今度は、星条旗でできた袋をかぶった人物の写真を投稿し、「誰もいない空っぽの部屋でわめき散らしている奴の顔」とクールにコメントをして応戦。

　その後もアジ―リアはリアーナを侮辱するようなコメントを連発し、どんどんエスカレートした彼女は「爆弾投下よ！」と、ついにリアーナのものとみられる電話番号が書かれたスクリーンショットを投稿した。

アジ―リアが投稿したスクリーンショット。

　このスクリーンショットはすぐに削除され、記載されていた電話番号は不通に。

　リアーナ側はもう相手にする価値も無いと感じたのか、その後、まったく本件とは関係の無い投稿に戻っている。

　一方のアジ―リアは、インスタグラムからいくつかの侮辱発言を削除したものの「さあ、もっと一緒に遊びましょうよ」とリアーナが投稿したキス顔をマネた写真をアップして、未だに臨戦態勢をキープしているよう。

　以前からSNS上でセレブに絡みまくり、セレブ界きっての「インターネット・トロール（日本語でいう“ネット荒らし”）」として煙たがられているアジ―リア。執念深い性格の彼女だけに、リアーナの出方によっては、今後もバトルが続いていく可能性もあり得る。