大ヒットしているNetflixのドラマ『イカゲーム』の監督であるファン・ドンヒョクが、劇中に登場するVIPはドナルド・トランプ元米大統領に似ていると語った。(フロントロウ編集部)

『イカゲーム』のヒントになったのはリーマンショック

 世界83ヵ国で1位を記録しており、Netflix史上最大のヒット作になる可能性を秘めているNetflixで配信中のドラマ『イカゲーム』。456名のプレイヤーが、賞金456億ウォン(約43億円)をかけて6つのゲームにチャレンジするというドラマには、イ・ジョンジェ、パク・ヘス、ホ・ソンテ、チョ・ホヨンだけでなく、驚くほど豪華なゲストも出演している。

 世界各国で大ヒットを記録している作品なだけに、アメリカの人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』に参加するなど海外でのテレビ出演やインタビューが増加。

 そんな『イカゲーム』を生み出した監督のファン・ドンヒョクがIndieWireのインタビューで、2008年に起こったリーマンショックをヒントにして『イカゲーム』を生み出したことを明かした。

VIPはドナルド・トランプに似ている

 そしてファン・ドンヒョク監督は過去10年を振り返り「この10年間には、さまざまな問題があった。世界中の人々、とくに韓国の若者たちが、全財産を暗号通貨に投資するという暗号通貨ブーム。そして、フェイスブックやグーグル、韓国ではネイバーなどのITジャイアントが台頭し、僕たちの生活を再構築している。それは革新的なことだが、これらのITジャイアントは大金持ちにもなった。そして、ドナルド・トランプがアメリカの大統領になった…。このような問題が起きたあと、そろそろこの番組が世に出るべきだと思ったんだ」とコメントし、世界中で格差が広がったタイミングで『イカゲーム』を公開したことを認めた。

画像: VIPはドナルド・トランプに似ている

 またドラマに登場する、動物の仮面を被り、456人の参加者が命をかけてゲームにチャレンジするのを楽しみながら見ているVIPについて「彼(ドナルド・トランプ元米大統領)は『イカゲーム』のVIPの1人に似ていると思う。まるで国ではなく、ゲームショーを運営しているかのように、人々に恐怖を与えている」と、劇中に出てくる大富豪がドナルド・トランプ米大統領と似ていると語った。

 約10年の構想の末に誕生した、韓国の格差社会が描かれた『イカゲーム』は、Netflixで独占配信中。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.