昨日(12月19日)、グループの公式SNSを通じて全米人気No.1ガールズグループ、フィフス・ハーモニー(以下5H)からの電撃脱退が伝えられたカミラ・カベロが、一夜明け初めて自分の胸の内を明かした。
人気オーディション番組『Xファクター』のアメリカ版をきっかけに誕生した同グループで2012年から活動してきたカミーラは、自身のツイッターやインスタグラムにファンに宛てた長文の手紙を投稿。
実は昨日公式SNS上でグループのメンバーの連名で声明が出されることは、カミラ本人には事前に知らされておらず、突然のことにショックを受けているとしながらも、ファンへの感謝や今後についてなどを語った。
カミラの手紙を全文訳
声明が出されることを知らず、さらにその内容についても驚いたとするカミラがファンとメンバーたちに宛てた手紙をフロントロウ編集部が全文訳。
15歳になった頃、私は4人の才能あふれる女の子たちと共にグループを結成するという幸運に恵まれました。当時私たちは同じ夢に向かうチャンスを掴んだとはいうものの、お互いの存在も知らない5人の他人同士でした。あれからもうすぐ5年が絶つけれど、私たち5人がグループとして一緒に達成してきた全てのことを誇りに思うとともに、このチャプターはこれまでの私の人生において最も重要なものだったと思っています。
5HのSNSアカウントでの声明は、私に知らさずに公開されたもので、読んでショックを受けました。メンバーたちとはこれまでツアー中にもずっと話し合ってきたので、彼女たちは私が自分の将来についてどう感じているのかは知っていたはずです。彼女たちが、私の脱退について私の代理人から知らされたというのは、事実ではありません。
彼女たちからの声明にもあったように、彼女たちがそれぞれソロ活動を計画しているのと同じく、来年から私もソロとしての活動を強化していこうと考えていました。でも、5Hとしての活動をこんな形で終えるつもりはありませんでした。
こんな風に1つの節目を迎えるのは悲しいけれど、私はこれからもメンバーひとりひとりを、そしてグループとしても応援し続けます。彼女たちのますますの活躍と、本当の幸せを願うという気持ちしかありません。
彼女たちとの話し合いでも伝えたように、そして、ファンのみんなにも伝えたいと思っているように、私はいつも勇気をもって自分の心が弾むような出来事を追い求め、生き生きとしているような、みなさんにとって模範になる存在でありたいと思っています。
ファンへのメッセージ
私たちの幸せは私たち次第。人生は1度きりしかなくて、自分には一体どれだけの時間が残されているのかなんて誰も知りません。人生を終えたときに思い出すのは、お金や、トロフィー、SNSのフォロワーの数、名声や成功ではなく、ひとつひとつの瞬間を「生きている」と感じさせてくれる、人生を心から愛しいと思える思い出の数々なのです。
新しいチャプターを開くのは怖いけど、心地よさを優先して安全な場所から踏み出さず、後になってからそのことを後悔するのはもっと怖いことです。
来年、私は1人で音楽活動をして、みなさんに自分の心の一部を差し出すつもりです。これまで私がグループ活動を通して得てきたたくさんの機会には心から感謝しています。そして、彼女たちと一緒にフローズンヨーグルトを食べに行ったり、音楽について語り合ったり、歌っている最中にアイコンタクトを交わしたり、しっかりとハグをしたり、言葉では言い表せないほどの愛をもらったり、自分と向き合う方法を教えてもらったりした思い出に感謝しています。
文化も、生まれや育ちも、人種も、体型も、話す言葉も、好きな音楽も違う5人のごく普通の女の子を集めて、一緒に1つの夢を叶えさせてくれたこと、そして、これまで、ファンのみなさんと一緒に1つの素晴らしい物語を綴って来られたことを決して忘れません。
私たちの思い出は一生ものです。そして、今、私は1人で歩き出そうとしています。いつもみなさんには、恐れずに、愛をもって人生を生き、自分自身が幸せだと感じることをしてほしいと伝えてきましたよね。未来に向かって飛び出すことには不安もあるけれど、今、私の心はとてもワクワクして喜びで溢れています。だって、何が起きたって、自分は自分のハートに従って進んでいるんだっていうことを知っているから。
旅の途中でお会いしましょう。
愛だけをこめて。
カミラ
カミラが明かした通り、彼女はだいぶ前からソロでの活動を熱望していて、そのことはメンバーたちも知らされていたので、脱退自体は時間の問題でサプライズではなかったという。
一部では「ほかのメンバーたちはカミラのソロ活動を良く思っておらず、ずっと前から不仲だった」との説もあるものの、ある業界関係者は米People誌に「ほかの4人のメンバーたちもそれぞれソロ活動の計画があって、来年1月には今後のそれぞれの活動について重大発表があるはず」と語り、不仲説を否定している。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/Ayumi Nakazawa、 スプラッシュ/アフロ、 ニュースコム