ビヨンセが公開したある写真に一部のフォロワーたちから非難の声が上がっている。その理由とは?

夫とのディナーデートでの1枚

 6月に双子を出産したシンガーのビヨンセが、先週末にインスタグラムで公開した1枚の写真が物議を醸している。

 その写真とは、夫でラッパーのジェイ・Zとともにディナーに出かけたビヨンセが、美味しそうに赤ワインを口にしている姿を撮影した1枚。

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 妊娠中には飲むことができなかったアルコールを堪能するビヨンセの姿に、370万件以上もの「いいね」が集まるなか、フォロワーからのコメントの中には、彼女の行動を疑問視するものも。

  

飲酒=母乳育児をしていない?

 双子の女の子ルミちゃん&男の子サーくんを出産してから2ヵ月が経過しているビヨンセ。

 そんな彼女が飲酒をすることに否定的な反応を示す人が続出したのは、一体なぜなのだろうか?

 それは、彼らがビヨンセが飲酒をしているということは、「母乳による育児をしていない」と推測したため。

画像: © The International breastfeeding symbol

© The International breastfeeding symbol

 WHO(世界保健機関)では、母乳が乳児にとって最良の栄養供給手段であるため、生後6カ月間は母乳での授乳を推奨している

 さらに、授乳中はアルコールが母乳に移行してしまうのを防ぐため、摂取はなるべく避けるべきだとされていることから、「ビヨンセは生まれたばかりの双子に母乳を与えていない」と結び付けた一部のフォロワーたちから、非難の声が上がっているというわけ。

 飲酒そのものが問題というよりも、「母乳育児をしていないのでは?」という点にひっかかる人が多かった。

  

海外で問題となっている「マミー・シェイミング」

 しかし、この1枚の写真からビヨンセが母乳育児をしていないと推測するのは尚早なうえ、もし授乳中であっても、飲酒直後に授乳しなければ、1日にグラス1杯程度のワインを嗜むくらいなら許容範囲(※)とされていることから、コメント欄には、「たまに1杯飲むぐらいいいじゃない」、「彼女の自由」とビヨンセの行動を擁護する人々の意見も多数。

※授乳中の飲酒に関しては、新生児期と呼ばれる赤ちゃんが生後1カ月に満たない時期は、授乳間隔が約2時間であるのに対し、アルコールの体内分解が追い付かないため厳禁とされている。

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 さらに、もしビヨンセが何らかの理由により、母乳による育児を選択していなかったとしても、それは他人がとやかく言うべきことではないとの意見も多く寄せられている。

 英語圏では、他人が母親の育児に口を出し、批判することを「Mom Shaming(マミー・シェイミング)」と呼んでおり、特にSNSが普及した昨今、大きな話題に。

 ビヨンセの今回のケースも、彼女の母親としての在り方に意見するマミー・シェイミングの一種だととらえられるため、話題となった写真のコメント欄では、現在、この件に関しても議論が交わされている。

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