教え子や女優から告発が相次ぐ
1月7日に開催された第75回ゴールデン・グローブ賞でのレッドカーペットにセクハラや性差別に抗議するタイムズ・アップ運動を支持するピンバッジを着用したことがキッカケで、複数の女性たちから「偽善的だ」と過去のセクハラや性的搾取ととれる行動を告発されたジェームズ。
本人は弁護士を通じて告発された内容について否定しているものの、その後も、彼が過去に講師を務めていた演技スクールの元生徒の女性たちが「会話をしていたら急に股間を露出された」、「トップレスになるように言われ、拒否すると激怒された」などとロサンゼルス・タイムズに暴露。
さらに、先の告発者の1人である女優が、3年前に参加したジェームズ監修作品内の全裸での乱交シーンの撮影中に、彼が女優たちの局部を隠すプラスティック製の前貼りを剥がしたりしていたとセクハラ行為の詳細を明かすなど、ジェームズの華やかなキャリアに影を落とす情報が相次いでいる。
権威あるアワードの授賞式をドタキャン
自身が監督・主演を務めた映画『ザ・ディザスター・アーティスト(原題)』で、先日受賞したゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門の男優賞に続き、批評家たちの投票によって選ばれるクリティックス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)でもコメディ部門の主演男優賞を勝ち取ったジェームズ。しかし、米現地時間の1月11日に開催された授賞式に当初同アワードに参加予定だった彼の姿は無く…。
栄誉あるアワードの受賞から一転、不利な立場に追い込まれたジェームズについて、彼を知る人物は、「彼は今すごくまずい状況にあります。電話番号も変えてしまったほどで、親しい友人たちが彼を支えようとしていますが、困難です」とコメント。ジェームズはごく一部の人間としかコンタクトをとっておらず、事実上、雲隠れをしているような状態だと明かした。
告発者の女性の1人は、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・スキャンダルが明るみになった2017年の秋以降に、ジェームズから不快感を与えたこと詫びる連絡があったことも明かしており、彼が過去の自分の行いを悔いていることは確かなよう。
複数の人気トークショーに出演し、セクハラ行為について「ツイッターで言われていることは、正確ではない」と否定しつつも、「何か悪いことをしたなら、改めるのが僕のやり方だ」とコメントしていたジェームズ。今後、彼がどのような行動に出るのかに注目が集まっている。