「ドナルド・トランプは繊細なエゴと小さな手を持つ怒れる大きな赤ちゃんです。(中略)7月13日の金曜日にトランプがイギリスを訪問した時、イギリス全土が彼を見下し笑っていることを知っていてもらいたいのです」——
そんな活動家たちの思いから始まった「Tump Baby(トランプベイビー)」企画は、おむつを着けたドナルド・トランプ風バルーンを、大統領の訪問時に国会議事堂をはじめとしたロンドン上空で飛ばすというもの。
オレンジ色の巨大バルーンは高さが6メートルもあり、右手にはスマホが握られている。
約20万円の費用を募ったクラウンドファンディングは目標額を48時間で突破し、現時点で150万円近いお金が集まっている。この反響を受けて、トランプベイビーは世界ツアーに出ることが決定。企画者は、「オレンジ色のセクハラ男が行く先々に、トランプベイビーが呪いのように空にいるでしょう」と語っている。
ただトランプベイビーが実際にロンドン上空を飛べるかどうかは、まだ分からない。と言うのもロンドンのサディク・カーン市長がこれをデモとして認可しておらず、ロンドン上空を飛ばす許可がまだ下りていないから。市長に許可を求める嘆願書「トランプベイビーを飛ばせてください」にはすでに8000以上の署名が集まっており、その経過が見守られている。(フロントロウ編集部)