フィリピン全体のために、コーチェラ初出演のBINIが明かした「思い」


フィリピン出身のアーティストとして初めてコーチェラのステージを踏んだ8人組ガールグループ、BINI。「私たちだけでなく、フィリピン全体にとって重要なこと」というメンバーの言葉通り、その42分のパフォーマンスはXで世界トレンド1位を記録し、P-pop(フィリピンのポップミュージック)が世界の舞台に立った瞬間として語られた。(フロントロウ編集部)
フィリピン出身アーティスト初のコーチェラ出演
Aiah、Colet、Maloi、Gwen、Stacey、Mikha、Jhoanna、Sheenaの8人からなるBINIは、2019年のオーディション番組「Star Hunt Academy」を経て3年間のトレーニングを積み、2021年に正式デビューしたP-popグループだ。2023年のトロピカルポップナンバー「Pantropiko」が世界的にバイラルヒットし、フィリピン国外にもそのファン層を広げた。
米時間4月11日(ウィークエンド1)と4月18日(ウィークエンド2)にコーチェラのMojaveステージに立ったBINIは、フィリピン出身アーティストとして同フェス史上初の出演を果たした。米Hollywood Reporterが報じた内容によれば、メンバーのAiahは「何年もかけて実現したもの。まだトレーニング生だった1日目から積み上げてきた」と語っており、デビュー前から夢見てきた舞台だったことがわかる。
「Pantropiko」フィナーレまで、42分の全力ステージ
ウィークエンド2のセットリストは「Strings」でオープニングを飾り、「Zero Pressure」「Out Of My Head」「Karera」「Salamin, Salamin」と立て続けに披露。さらに「Blink Twice」「Cherry On Top」「Blush」「Bikini」と畳み掛け、最後は代表曲「Pantropiko」でエレクトリックなダンスブレイクとともに締めくくった。
衣装はビーズ刺繍のブルー・ターコイズのアンサンブルを、パフォーマンス中にゴールドのアウタードレスを脱いで披露するという演出で、リハーサルで入念に磨いた場面転換だった。フィリピンから連れてきた7人のバックダンサーとともに作り上げたステージは、ウィークエンド2では1週目より多くの観客を動員したと報じられている。一部の報道(FZINE等)では、Mojaveステージでありながら10万人近い観客を集めたという熱狂的なレポートもある、なお、パフォーマンス前日にはEP「Signals」もリリースしており、コーチェラに合わせた完璧なタイミングでの発表となった。
Xで世界トレンド1位、メンバーが語った言葉
ウィークエンド1の直後、#BINI_CoachellaWk1はXで世界1位のトレンドに浮上。ウィークエンド2では#BINI_CoachellaWk2、「BINI BORN FOR COACHELLA」、#BINICHELLAの3ワードがXの世界トップ3を独占した。Forbes、Rolling Stone、The Guardianなど主要メディアも相次いで注目し、P-popがついに国際舞台で認知される瞬間となった。
メンバーのSheenaは「これは私たちにとってだけでなく、フィリピン全体にとってとても重要なこと」と語り、Mikhaは外からの批判や雑音ではなく「自分自身の感情と行動をコントロールすること」に集中していたと明かした。デビューから約5年、3年のトレーニング期間を含めると8年越しの夢を、8人はコーチェラのステージで現実にしてみせた。












