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フィリピン全体のために、コーチェラ初出演のBINIが明かした「思い」

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フィリピン全体のために、コーチェラ初出演のBINIが明かした「思い」
Jhoanna, from left, Mikha, Stacey, Sheena, Maloi, Aiah, Colet, and Gwen of Bini performs during the first weekend of Coachella Valley Music and Arts Festival on Friday April 10, 2026, in Indio, Calif. (Photo by Amy Harris/Invision/AP)

 フィリピン出身のアーティストとして初めてコーチェラのステージを踏んだ8人組ガールグループ、BINI。「私たちだけでなく、フィリピン全体にとって重要なこと」というメンバーの言葉通り、その42分のパフォーマンスはXで世界トレンド1位を記録し、P-pop(フィリピンのポップミュージック)が世界の舞台に立った瞬間として語られた。(フロントロウ編集部)

フィリピン出身アーティスト初のコーチェラ出演

 Aiah、Colet、Maloi、Gwen、Stacey、Mikha、Jhoanna、Sheenaの8人からなるBINIは、2019年のオーディション番組「Star Hunt Academy」を経て3年間のトレーニングを積み、2021年に正式デビューしたP-popグループだ。2023年のトロピカルポップナンバー「Pantropiko」が世界的にバイラルヒットし、フィリピン国外にもそのファン層を広げた。

 米時間4月11日(ウィークエンド1)と4月18日(ウィークエンド2)にコーチェラのMojaveステージに立ったBINIは、フィリピン出身アーティストとして同フェス史上初の出演を果たした。米Hollywood Reporterが報じた内容によれば、メンバーのAiahは「何年もかけて実現したもの。まだトレーニング生だった1日目から積み上げてきた」と語っており、デビュー前から夢見てきた舞台だったことがわかる。

「Pantropiko」フィナーレまで、42分の全力ステージ

 ウィークエンド2のセットリストは「Strings」でオープニングを飾り、「Zero Pressure」「Out Of My Head」「Karera」「Salamin, Salamin」と立て続けに披露。さらに「Blink Twice」「Cherry On Top」「Blush」「Bikini」と畳み掛け、最後は代表曲「Pantropiko」でエレクトリックなダンスブレイクとともに締めくくった。

 衣装はビーズ刺繍のブルー・ターコイズのアンサンブルを、パフォーマンス中にゴールドのアウタードレスを脱いで披露するという演出で、リハーサルで入念に磨いた場面転換だった。フィリピンから連れてきた7人のバックダンサーとともに作り上げたステージは、ウィークエンド2では1週目より多くの観客を動員したと報じられている。一部の報道(FZINE等)では、Mojaveステージでありながら10万人近い観客を集めたという熱狂的なレポートもある、なお、パフォーマンス前日にはEP「Signals」もリリースしており、コーチェラに合わせた完璧なタイミングでの発表となった。

Xで世界トレンド1位、メンバーが語った言葉

 ウィークエンド1の直後、#BINI_CoachellaWk1はXで世界1位のトレンドに浮上。ウィークエンド2では#BINI_CoachellaWk2、「BINI BORN FOR COACHELLA」、#BINICHELLAの3ワードがXの世界トップ3を独占した。Forbes、Rolling Stone、The Guardianなど主要メディアも相次いで注目し、P-popがついに国際舞台で認知される瞬間となった。

 メンバーのSheenaは「これは私たちにとってだけでなく、フィリピン全体にとってとても重要なこと」と語り、Mikhaは外からの批判や雑音ではなく「自分自身の感情と行動をコントロールすること」に集中していたと明かした。デビューから約5年、3年のトレーニング期間を含めると8年越しの夢を、8人はコーチェラのステージで現実にしてみせた。

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