トレイシー・エリス・ロスが53歳でブロードウェイ初挑戦、準備期間はわずか3週間


人気ドラマ『ブラッキッシュ』のレインボー・ジョンソン役で知られる俳優トレイシー・エリス・ロス(53歳)が、ダニエル・ラドクリフやマリスカ・ハージティらが交代で主演を務めてきたブロードウェイの一人芝居『Every Brilliant Thing』で、米時間7月7日から主演を務め、ブロードウェイデビューを果たす。準備期間はわずか3週間だったが、「自分らしさを貫く」という姿勢で挑んでいるという。(フロントロウ編集部)
前任の演技は「あえて見ない」という流儀
米Hollywood Reporterによると、トレイシーが出演する『Every Brilliant Thing』は、ダンカン・マクミランがジョニー・ドノホーと共同で創作したトニー賞ノミネート作品。約40ページに及ぶモノローグと大量の観客参加が特徴で、「生きることを価値あるものにするあらゆること」のリストを軸に物語が展開し、観客もその物語の一部として参加する独特の構成が印象的な作品だ。
この役はこれまでにダニエル・ラドクリフやマリスカ・ハージティらが演じてきた。しかしトレイシーは前任者たちの演技を意図的に見ていないという。「自分の感じる部分から出発したい。他者の演技に影響されたくない」というトレイシーの姿勢が、この一人芝居への取り組み方に表れている。「自分らしいやり方で全力を尽くしたい」と語っている。「トレイシー流で、最大限に挑む」とも。
わずか3週間で台本を暗記
開幕まで3週間しかなかったにもかかわらず、トレイシーは事前に台本を完全に暗記して稽古に臨んだ。稽古の現場については「自信と不安が入り混じる状態で、台詞を体に刻み込んでいくような毎日だった」と振り返る。
ダイアナ・ロスを母に持ち、長年エンターテインメントの世界を第一線で歩んできたトレイシーにとって、ブロードウェイは以前から挑戦したいと考えていた舞台だった。初舞台は観客との一体感が鍵を握る作品だけに、53年の人生で培ってきた経験を、そのまま舞台に注ぎ込むことになる。













