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ニコラス・ケイジ、AIをめぐりAmazonと決別か「それでいい」

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ニコラス・ケイジ、AIをめぐりAmazonと決別か「それでいい」
写真:Getty Images

 ドラマ『スパイダー・ノワール』で主演を務めたニコラス・ケイジが、制作元のAmazonから求められたAI利用に関する同意書への署名を拒否したことを明かし、同社とは「たぶんもう仕事をしない」と語った。(フロントロウ編集部)

「僕はAIに友好的な俳優じゃない」

 発言が飛び出したのは、現地時間10月10日にニューヨーク・コミコンで行われたニコラスのトークイベント。自身のキャリアを振り返るなかで、情報があふれる時代に俳優としてどう生き残るかという話題になり、ニコラスは『スパイダー・ノワール』での出来事に触れた。

 「Amazonはとても“AIフレンドリー”な会社で、OpenAIに500億ドルも投資している。僕はAIフレンドリーな俳優じゃない。だから点と点をつなげて考えてみてよ。僕は彼らの仲間じゃないんだ。『スパイダー・ノワール』でAIを使用するための同意書にはサインしなかった。たぶん、あのスタジオとはもう仕事をしないだろうね。でも、それでいいんだ」

 ニコラスのAIに対する警戒心は今に始まったものではない。2024年には雑誌のインタビューでAIへの恐怖を語り、『スパイダー・ノワール』と別の作品のために、同じ日に2回もボディスキャンを受けたことを明かしていた。自身の死後、顔や体をAIで再現されることへの懸念を示していた。

高評価を得ながらも1シーズンで打ち切り

 『スパイダー・ノワール』は、ニコラスがスパイダーマン・ノワールを演じたPrime Videoの実写ドラマシリーズ。ニコラスにとって初のドラマシリーズ主演作となった。

 米Varietyによると、配信開始から6週間の総視聴時間は26億分に達し、エミー賞ではPrime Video作品で最多となる11部門にノミネートされた。それにもかかわらず、Amazonは9月にシーズン1での打ち切りを決定し、業界内でも驚きをもって受け止められた。

 もっとも、ニコラスとAmazonの関係がすぐに途絶えるわけではない。アメリカンフットボール界の名将ジョン・マッデンを演じ、クリスチャン・ベールと共演するAmazon Original映画『マッデン』が、11月18日からPrime Videoで独占配信される予定だ。

次は『TRUE DETECTIVE』?

 ニコラスはこの日、今後はZ世代の若手監督と仕事をしたいとも語った。名前を出したのは、YouTubeでの人気をハリウッドでのキャリアにつなげたケイン・パーソンズ監督。彼が手がけたホラー映画『Backrooms』は、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』を抜き、A24作品史上最高の興行収入を記録している。

 さらに、今後の出演作についてもサプライズ発言が飛び出した。「たぶん、もう1シーズン、ドラマに出演すると思う。『TRUE DETECTIVE』の新シーズンに出るかもしれない。僕が先に発表しちゃっても大丈夫だよね?」と、HBOの人気ドラマシリーズへの出演をほのめかした。HBOは各メディアからの問い合わせにすぐには回答しておらず、正式発表が待たれる。

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