心と身体、性の健康を自分らしく考える「セクシュアルウェルネス」。これまでの記事で、その考え方や、現代の女性にとっての新しいセルフケアとしての価値を紹介してきた。今回は、そんなセクシュアルウェルネスのひとつである「セルフプレジャー」にフォーカス。
「セルフプレジャー」と聞くと、まず性的な快楽を思い浮かべる人も多いかもしれないが、セルフプレジャーを取り入れる目的はそれだけではないようだ。世界9カ国の調査結果から、その「目的」にも注目してみたい。
セクシュアルウェルネスブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」が日本を含む世界9カ国の18歳~65歳の男女9,000名を対象に実施した「Global Sexual Wellness Survey 2026」から、日本女性のセルフプレジャーの実態や意識をひも解く。調査結果から見えてくるセルフプレジャーへの向き合い方については、専門家にも話を聞いた。(フロントロウ編集部)
海外では、セルフプレジャーは“ウェルビーイング”の一部?
近年、欧米諸国を中心に、セルフプレジャーをヨガや瞑想、スキンケアと同じように、自分を慈しむ「ウェルビーイング」の一部として捉える考え方が広がりつつある。
調査対象となった9カ国の女性全体で見ると、セルフプレジャーを行う目的は「ストレス解消・リラックス」が48%、「睡眠」が41%に達し、「快楽のためだけ」という回答(28%)を大きく上回っている。

特にアメリカでは、60%がストレス解消やリラックスを目的として挙げており、イギリスでも睡眠に役立てる人が42%にのぼる。セルフプレジャーを、快楽だけでなく、日々のストレスや睡眠などとも結びつけて捉えている人がいることがうかがえる。
日本女性は? 海外ほど頻繁ではないけれど、目的には共通点が
日本女性がどのくらいセルフプレジャーをしているかを見ると、海外に比べて取り入れる頻度は低い傾向にある。週1回以上セルフプレジャーをしている割合は18%で9カ国中9位、逆に「まったくしない」という回答は46%で9カ国中1位となった。しかし、注目したいのは「セルフプレジャーをする目的」だ。

日本女性においても、最も多い目的は「ストレス解消・リラックス(38%)」で、次いで「睡眠(33%)」。いずれも「快楽のためだけ(31%)」を上回っている。頻度は海外に比べて低いものの、セルフプレジャーを快楽だけではなく、心身を整えるためのものとして捉えている女性もいるようだ。
さらに意外なのが男女差 日本男性の実施頻度は9カ国中2位

今回の調査では、日本の男女でセルフプレジャーとの向き合い方に違いがあることも見えてきた。日本男性で週1回以上セルフプレジャーを行う割合は67%に達し、9カ国中2位という結果に。
目的についても、男女で違いが見られた。日本男性は49%が「快楽のためだけ」と回答しているのに対し、日本女性は31%にとどまる。日本女性では、リラックスや睡眠を目的に挙げる人がより多い傾向にある。日本においては、セルフプレジャーの頻度だけでなく、その行為に求めるものにも男女で違いがあるようだ。
なぜ日本ではこうした結果に?OliviAさんが解説
では、日本女性のこの結果から、どんなことが見えてくるのか。ラブライフアドバイザー®のOliviAさんに、日本女性のセルフプレジャーへの向き合い方について話を聞いた。

―― 日本女性のセルフプレジャー実施頻度は、海外と比べて低い結果に。この背景には、どのような要因がありますか?
大きく二つあると思います。ひとつは居住環境です。日本では出産後、母子が同じ寝室で過ごすご家庭も多く、自分だけの空間や時間を確保しにくいことが考えられます。
もうひとつは、女性のセルフプレジャーをめぐるタブー感です。「口には出さなくても、女性にとってもセルフプレジャーは自然なこと」という感覚が、日本女性の間ではまだ十分に根づいていない。それが頻度にも表れているのだと感じます。
―― 一方で、日本女性がセルフプレジャーをする目的では、「ストレス解消・リラックス」や「睡眠」が「快楽のためだけ」を上回りました。この結果から、どんなことが見えてくるでしょうか?
性欲ありきではなく、寝つきの悪い夜やストレスを感じたときに、「心と体をリセットする方法」や「入眠儀式」のような感覚で取り入れている女性も多いのだと思います。
女性の性的欲求は、必ずしも最初から自発的に生まれるとは限らず、親密さや性的な刺激をきっかけに後から生まれる場合もあるとされています。こうした性的欲求の多様性が、セルフプレジャーの「目的」にも反映されているのではないかと思います。
―― 日本女性の調査結果から、セルフプレジャーに対する意識について、どのようなことが読み取れるでしょうか?
興味深かったのが、生理痛の軽減を目的にセルフプレジャーをするという回答が、日本女性では3%だったことです。ウーマナイザーが2020年に実施した臨床研究では、セルフプレジャーが生理痛の緩和につながる可能性も示されています。日本では、セルフプレジャーを女性の性や身体にまつわる悩みに寄り添う選択肢として捉えることは、まだそれほど身近ではないのかもしれません。
一方で、ストレス解消や睡眠などを目的に、セルフプレジャーをウェルビーイングと結びつけている人もいることがわかります。「頻度は少ないけれど、意識は変わりつつある」層が、日本女性の中にも生まれているのではないでしょうか。
―― セルフプレジャーを、快楽だけではなくセルフケアやウェルビーイングの一つとして捉えることには、どんな意味がありますか?
セルフプレジャーを通じて、自分の心身の変化により敏感に気づけるようになります。性欲の変化や、性的に高まったときの体の反応、潤い方、感じ方を把握しておくことは、性の健康という観点からも大切です。
また、パートナーと対話するには、まず自分が何を心地よいと感じるのか、どんなことを望んでいるのかを自分なりに把握し、言語化できることが大切です。
セルフプレジャーは、パートナーシップを考えるためのスタートラインに立つ準備体操でもあります。それが結果として、ふたりの満足度にもつながっていくのだと思います。
―― セルフプレジャーで性的な快感やオーガズムを感じるとき、身体の中ではどんな変化が起きているのでしょうか?
性的興奮時の体の変化は「性反応」と呼ばれ、Masters & Johnsonが1966年に提唱した4段階モデルでは、「興奮期」「高原期」「オーガズム期」「消退期」に分けて説明されています。
オーガズム期には、骨盤底筋群などがリズミカルに収縮するほか、オキシトシンやドーパミン、エンドルフィンなど、さまざまなホルモンや神経伝達物質が働いていると考えられています。こうした身体の変化が重なり合い、心地よさや満たされた感覚につながるとされています。
読者へのヒント:セルフプレジャーをもっと身近なセルフケアに

セルフプレジャーをするかしないか、またどのくらいの頻度で取り入れるかは、人それぞれ。快楽を楽しむだけでなく、ストレスケアや睡眠など、自分自身をいたわる時間のひとつとして捉える人もいる。まずは、自分の身体や気持ちに目を向け、自分にとって心地よい過ごし方を知ることから始めてみてはいかがだろうか。
もし自分に合った方法を探してみたいと思ったら、「プレジャートイ」を活用するのもひとつの選択肢。ここからは、OliviAさんに聞いた選び方のポイントと、Womanizerのおすすめアイテムを紹介していく。
プレジャートイを選ぶ際のポイント
1. 自分の好みに合ったタイプを選ぶ
プレジャートイには、外側から刺激するクリトリス専用タイプ、外側と腟内を同時に刺激する2カ所同時刺激タイプ、挿入するバイブレータータイプなど、さまざまな種類がある。まずは、自分がどのような使い方や感覚を心地よいと感じるのかを考えて選んでみよう。
※挿入タイプは、十分に興奮していない状態で無理に使うと痛みを伴うことがあるため、ウォーターベースの潤滑剤を併用し、痛む場合は無理をしないことが大切。
2. 刺激の強さを調整できるもの
初めて使う場合は、刺激の強さを弱い設定から自分のペースで調整できるタイプがおすすめ。
3. 衛生面や使いやすさもチェック
丸洗いできる防水仕様(IPX7など)、保管しやすいキャップ付き、静音性が高く操作がシンプルなものなど、日常的に使いやすい仕様かどうかも確認しておきたい。
Womanizerの商品紹介
女性の繊細な身体に直接触れず、空気の波によるやさしい刺激(プレジャーエアーテクノロジー)でアプローチする「Womanizer」は、初心者から愛好家まで世界中で広く支持されている。ウーマナイザーには、クリトリス外側に当てるタイプと、2か所同時刺激タイプがあり、初めて使う場合は外側タイプから試してみるのがおすすめ。
Womanizer Next(ウーマナイザーネクスト)

クリトリス外側に当てるタイプ。刺激の強さだけでなく「吸引の深さ」まで細かく調整できるため、自分好みの心地よさを探求したい人にOliviAさんも推奨するモデル。
Womanizer 公式オンラインストア:
https://www.womanizer.com/jp/next
Amazon商品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0G5Z8DSHX
Womanizer Next Duo(ウーマナイザーネクストデュオ)

クリトリス外側と腟内の2カ所を同時に刺激するハイエンドモデル。プレジャーエアと振動は、同時にも別々にもコントロール可能で、好みに合わせて使い分けられる。
Womanizer 公式オンラインストア:
https://www.womanizer.com/jp/next-duo
Amazon商品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FRG1M7LJ
Womanizer Next Liberty(ウーマナイザーネクストリバティ)

コンパクトな人気シリーズ「Liberty」と最先端技術「Next」が融合した最新モデル。進化した「3Dプレジャーエアーテクノロジー」を搭載し、やさしく包み込まれるような繊細でなめらかな肌当たりを実現。
Womanizer 公式オンラインストア:
https://www.womanizer.com/jp/next-liberty
Amazon商品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0H4LQ5CCT
※公式オンラインストアでは現在在庫切れですが、Amazonおよび一部店舗に取り扱いがある場合があります。
Womanizer × Naomi Watanabe Liberty 2

お笑い芸人の渡辺直美さんとのコラボレーションモデル。マグネット式のカバー付きで保管や持ち運びに便利。デザイン性にもこだわりたい人におすすめ。
Womanizer 公式オンラインストア:
https://www.womanizer.com/jp/liberty-2-naomi-watanabe
Amazon商品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DJD3NVKT
Womanizer Wave(ウーマナイザーウェーブ)

入浴中のセルフプレジャーを習慣にしている人にもぴったりな、シャワーヘッドとセルフプレジャー機能を一体化させたモデル。
Womanizer 公式オンラインストア:
https://www.womanizer.com/jp/wave-womanizer
Amazon商品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C3MRBSYS
Womanizer(ウーマナイザー)
https://www.womanizer.com/jp/









