5月1日に開催されるファッションの祭典メットガラの共同議長やドレスコードが発表された。(フロントロウ編集部)
2023年のメットガラは5月1日開催
メトロポリタン美術館内で行なわれるファッション・エキシビジョンのオープニングイベントを兼ねて開催される、ファッションの祭典メットガラは、毎年5月の第1月曜日に開催されることが恒例で、2023年は現地時間5月1日(日本時間5月2日)に開催される。

毎年テーマが決められるが、2023年のテーマは、2019年に亡くなった故カール・ラガーフェルドを称える「Karl Lagerfeld:A Line of Beauty(カール・ラガーフェルド:美のライン)」。
カールといえばモードの帝王と呼ばれ、シャネル(Chanel)やフェンディ(Fendi)そして自身の名前を冠にしたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)などでデザイナーを務めてきたファッション界の重鎮。

そんな2023年のメットガラのドレスコードを米Vogueが発表した。
ドレスコードは「カールに敬意を表して」
2023年のメットガラのドレスコードは、「カールに敬意を表して(In honor of Karl)」。そのため、2023年のメットガラはカールがデザインしたアイテムを身につけるセレブや、カール風の装いで登場するセレブが多いと思われる。
そしてカールを称えるメットガラで、米Vogueの編集長であるアナ・ウィンターと共にホストを務めるのは、俳優のペネロペ・クルス、ミカエラ・コール、シンガーのデュア・リパ、そして元テニスプレイヤーのロジャー・フェデラーの4人。

著名なセレブたちが1つのテーマに沿って、競い合うかのごとく豪華絢爛な着こなしを披露するメットガラは今年も期待したい。
カールをテーマにしたことには批判の声も
ファッションの発展に貢献してきたカールがメットガラで称えられるのは相応しいと思う人がいる一方、今回のテーマがカールになったことを批判する人も。
というのもカールは、ファッション界で敬愛されながらも、体型批判やMeToo運動批判などの問題発言で物議をかもしてきたから。
そのためイギリス人俳優のジャミーラ・ジャミルは、「この男性は…確かに最高の才能を持っていました。しかし、自分の持つプラットフォームをはっきりとした憎しみをもった形で使っていました。主に女性に対して、繰り返し、晩年まで、反省もせず、償いも謝罪もせず、攻撃したグループへの援助もせず」彼がメットガラで称えられることに不満を述べていた。(フロントロウ編集部)