“明日がない”と心配される中、クリスティナ・アップルゲートが語ったこと


Netflix『Dead to Me(デッド・トゥ・ミー)』で知られる女優クリスティナ・アップルゲートが、2026年3月末にロサンゼルスの病院に入院していたことが米TMZなどの報道で明らかになった。2021年に多発性硬化症(MS)の診断を受けてから闘病を続ける彼女だが、友人が「彼女と過ごせる明日がないかもしれない」と率直な思いを明かす一方で、クリスティナ本人はSNSで力強いメッセージを発信した。(フロントロウ編集部)
2021年のMS診断から、入退院を繰り返す日々へ
クリスティナがMSの診断を受けたのは2021年のことだ。多発性硬化症は免疫系が誤って脳や脊髄の神経を攻撃する疾患で、症状は感覚障がいから運動機能の低下まで多岐にわたる。クリスティナはNetflix『Dead to Me』シーズン3の撮影中に診断を告白し、「みんなに電話して、『多発性硬化症なんです』と伝えなければならなかった」と後に語っている。撮影では車椅子を使いながら最終シーズンを撮り切り、その姿は当時から多くの反響を集めた。
2026年3月には自身の体験を綴った回顧録『You With the Sad Eyes(悲しい目をしたあなたへ)』を出版。そのなかで、「目が覚めると、ベッド脇の水を取ろうとしても腕が届かないことがある」と綴っており、MSが日々の些細な動作にまで影響を与えていることが伝わる。米TMZの報道によれば、MSの影響で感染症にかかりやすい状態となっており、入退院を繰り返しているとされる。今回の入院は2026年3月末で、直接の原因については明らかになっていない。
友人が明かした「現実」
英Daily Mailが取材した関係者は、「彼女に何らかの後退があるたびに、現実的に考えると、みんなが頭の片隅で彼女と過ごせる明日がないかもしれないと思っている」と率直な言葉を明かした。MSは症状の進行と寛解を繰り返す疾患であり、完治する治療法がいまだ確立されていないなかで、長年にわたり闘病を続けるクリスティナを支え続ける人々の心情が伝わる発言だ。
代理人は「入院の有無や治療内容についてはコメントできない。彼女は長年にわたり複雑な医療上の経緯を抱えており、自身の回顧録やポッドキャストでも率直に語ってきた」とコメントしている。
「日々、強くなっている」——本人が発信した言葉
入院報道が広まったのちの米時間4月20日、クリスティナ自身がInstagramでメッセージを投稿した。「健康上の問題は私の日常だけれど、私はタフな女。日々、強く、よくなっている。今は健康に集中する時間を取っているが、もうすぐまた声を届けるから」——米Varietyなどが伝えたこの言葉には、5年にわたる闘病を経てもなお前向きに向き合うクリスティナの姿勢がにじんでいる。
現在クリスティナは、20年以上にわたり再発性MSとともに生きてきた女優ジェイミー=リン・シグラーとともに、MSをテーマにしたポッドキャスト『MeSsy(メッシー)』を共同運営している。入院報道前の3月末には一時休止が告知されており、2人がともに回復と活動再開を見据えていることが伝わる。15歳の娘サディーとともに生活を送るクリスティナの、これからの回復と復帰を多くのファンが願っている。





