ロボットに宇宙線、タバコ要求…飛行機が飛べなかった世界の珍トラブル5選


ヒューマノイドロボットが搭乗して1時間以上の遅延、宇宙線がコンピューターに影響し世界6,000機が緊急停止——信じられないような理由で飛行機が飛べなくなったケースが、ここしばらく世界中で相次いでいる。(フロントロウ編集部)
① ヒューマノイドロボットが搭乗して1時間超の遅延(米サウスウェスト航空)
2026年4月30日、米サウスウェスト航空のオークランドからサンディエゴへ向かう便が1時間以上にわたって出発できなかった。原因は、乗客が座席を購入して機内に連れ込んだ75ポンド(約34kg)のヒューマノイドロボット「Bebop」だった。
米Fox Newsなどによると、乗務員がフライト前にBebopのリチウム電池が航空安全規制を超えていることを発見。安全確認と対応に1時間以上を要した。この騒動などを受けサウスウェスト航空は、ヒューマノイドロボットの機内持ち込みを全面禁止した。
② 宇宙線がフライトコンピューターを誤作動させ、約6,000機に影響(エアバスA320)
2025年10月、ジェットブルー航空のエアバスA320がカンクン発ニューアーク行きの飛行中に緊急着陸を余儀なくされた。米CNNなどの報道によると、調査の結果、宇宙から降り注ぐ宇宙線(太陽粒子)がフライトコントロールコンピューターに影響を与えたことが判明。
ソフトウェアの即時アップデートが指示され、約6,000機に影響が及んだという。宇宙線による前代未聞のトラブルは、航空業界に衝撃を与えた。
③ ビジネスクラスの座席の隙間にノートPCが落下し大西洋上でUターン(米ユナイテッド航空)
2025年から2026年にかけて、ユナイテッド航空のボーイング767でノートPCをめぐるトラブルが複数回発生した。米Washington Postなどによると、座席と機体壁面の隙間に乗客のノートPCが落下すると、貨物室付近の手の届かない場所に入り込んでしまうという。
充電中のリチウム電池が無人の貨物室近くに放置されることで火災リスクが生じるため、機長は引き返しを決断。ワシントンDC発ローマ行きの便では、大西洋上でUターンする事態となった。
④ 「タバコをくれ」と激怒した乗客で機がベルギーに緊急着陸(英Jet2航空)
2026年2月、英Jet2航空のトルコ・アンタルヤ発イギリス・マンチェスター行きの便が途中でベルギーに緊急着陸した。きっかけは、男性乗客がフライト中にタバコの購入を要求したことだった。
乗務員が拒否すると、酒を飲んでいたとされる男性は激高し、機内で暴力的な行動に及んだという。米Fox NewsやNBC Newsによると、機長は安全確保のためベルギーへの緊急着陸を判断。関与した2名の乗客はJet2から搭乗禁止処分を受けた。
⑤ 高度1万メートルで「ドアを開けようとした」乗客で緊急着陸(米ユナイテッド航空)
2026年5月、ユナイテッド航空のニュージャージー発グアテマラ行きの便が、高度約1万メートルの飛行中に客室のドアを開けようとした乗客の影響で、ワシントン・ダレス国際空港に緊急着陸した。NBC Newsなどによると、ユナイテッド航空の声明では、航空会社が乗客に対処するため法執行機関が出動し、同便は無事に着陸したと説明。負傷者は報告されていないという。
航空機のドアは基本的に飛行中、内側から開けることができない構造になっているが、万が一に備えて機長が緊急着陸を決断した。「まさか」の行動が、数百人の乗客の旅程を狂わせた。












