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「元アイドルなんです。もう引退しました」。夢に破れた3人の韓国映画『#つよくなるとき』

FRONTROW Editorial Dept.
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「元アイドルなんです。もう引退しました」。夢に破れた3人の韓国映画『#つよくなるとき』
©2023 National Human Rights Commission of Korea, Before We Die All Rights Reserved

K-POPアイドルとして青春のすべてを捧げながら、夢をつかめなかった3人の“その後”を描いた韓国映画『#つよくなるとき』が、11月20日から日本で公開される。あわせてポスタービジュアルと本予告が解禁された。(フロントロウ編集部)

26歳でやり直す、卒業旅行

原題は『힘을 낼 시간』、英題は『Time to Be Strong』。昨年の「あいち国際女性映画祭」と「東京国際映画祭」では『強くなるとき』の仮題で上映され、全州国際映画祭2024ではグランプリを含む3冠を達成している。日本では11月20日(金)から、ホワイトシネクイント、Stranger、シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』ほかで全国順次公開される。

主人公は、競争の激しいK-POPの世界で成功を目指してきたスミン、テヒ、サランの3人。夢見たような成功はつかめず、それぞれのグループは解散してしまう。これから何をして、どう生きていけばいいのか。途方に暮れた3人は、学生時代に行けなかった「卒業旅行」をやり直すため、全財産10万円を手に済州島へ向かう。旅先ではトラブルに見舞われながらも、みかん畑でのアルバイトや、出会った人々との触れ合いを通して、傷ついた自分や互いの思いと向き合っていく。

スミンをチェ・ソンウン、テヒをヒョン・ウソク、サランをハ・ソユンが演じる。脚本・監督は『告白ヒストリー』のナムグン・ソン。

華やかなステージの裏側を取材して

ナムグン監督は、現役と元アイドルへの取材を重ねて本作を作り上げた。華やかなステージの裏にある熾烈な競争や経済的な負担、心身をすり減らしていく若者たちの現実といった、K-POPアイドル産業が抱える問題にも踏み込んでいる。

ただし、物語はその過酷さを告発するだけでは終わらない。夢のために青春を捧げ、それでも「何者か」になれなかった若者たちが、その先をどう生きていくのか。挫折や痛みをセンセーショナルに扱うことなく、ときにユーモラスに、3人が自分の人生を取り戻していく姿を追っていく。

済州島の丘の上で抱き合う3人

ポスタービジュアルには、卒業旅行先の済州島の丘の上で、強い風を受けながら笑顔で抱き合う3人の姿が収められた。青い海と空を背景に、「全てを注いだ夢が叶わなかった。私たち、これから何をしよう?」というコピーが添えられている。

映画『#つよくなるとき』は11月20日(金)から全国順次公開
©2023 National Human Rights Commission of Korea, Before We Die All Rights Reserved

本予告は、テヒが旅先で出会った人に「元アイドルなんです。もう引退しました」と打ち明ける場面から始まる。幼い頃から練習漬けの日々を送ってきた3人は、学生時代に叶わなかった卒業旅行に、26歳になって初めて出かけることになった。「今の私って、何者?」「これから何をすればいい?」という焦りを抱えながら、ときにぶつかり、すれ違いを重ねていく3人の姿が映し出されている。

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