テイラー・スウィフトが、全米アルバム・チャート「Billboard 200」で通算100週目の1位を記録した。約70年にわたる同チャートの歴史で、首位在位週数が通算100週に達したのは、ザ・ビートルズに続いて2組目となる。(フロントロウ編集部)
『The Life of a Showgirl』が通算14週目の首位
今回の記録達成に貢献したのは、最新アルバム『The Life of a Showgirl』だ。米Billboardが発表した10月17日付のBillboard 200で、同作は通算14週目(連続ではない)の1位を獲得。これにより、テイラーが首位を獲得したアルバム15作の首位在位週数の合計が、ちょうど100週に達した。
Billboard 200が毎週発表されるようになったのは1956年3月。それ以来、通算100週以上にわたって首位を獲得したのは、132週を記録したザ・ビートルズだけだった。3位はエルヴィス・プレスリーの67週で、テイラーとの差は大きい。ちなみに、ザ・ビートルズが最後に1位を獲得したのは、ベストアルバム『1』が通算8週目の首位に立った2001年2月3日付のチャートだった。
『The Life of a Showgirl』は9月25日に未発表曲4曲を追加したデラックス版がリリースされ、前週のチャートで21位から1位へと急浮上していた。追加された楽曲もシングル・チャートで好成績を収め、1枚のアルバムから14曲が全米トップ10入りするという史上最多記録も誕生している。
15作の首位在位週数を振り返る
100週の内訳を見ると、テイラーが長年にわたりチャートの頂点に立ち続けてきたことがうかがえる。もっとも長く1位を獲得したのは、17週を記録した『The Tortured Poets Department』。続いて『The Life of a Showgirl』の14週、『1989』と『Fearless』の11週、『folklore』の8週、『Red』の7週と続く。
『Speak Now』『Midnights』『1989 (Taylor’s Version)』はそれぞれ6週、『reputation』と『evermore』はそれぞれ4週。再録盤の『Fearless (Taylor’s Version)』『Speak Now (Taylor’s Version)』はそれぞれ2週、『Red (Taylor’s Version)』と『Lover』はそれぞれ1週だった。2008年の『Fearless』から2025年の『The Life of a Showgirl』まで、すべてのオリジナルアルバムと再録盤で首位を獲得したことになる。
ザ・ビートルズと同じチャートで
今回のBillboard 200では、もうひとつの初記録も生まれた。米Billboardによると、テイラー、ドレイク、ザ・ビートルズの3組が、初めてそろってトップ10、しかもトップ5にランクインしたという。ドレイクは4曲を追加した『HABIBTI』の再発盤で116位から2位へ急上昇し、ザ・ビートルズはデラックス版が発売された『ラバー・ソウル』で4位に再登場した。
この3組は、Billboard 200で首位を獲得したアルバムの作品数でも上位3組を占める。トップはザ・ビートルズの19作で、ドレイクとテイラーが15作で並んでいる。首位在位週数では、ザ・ビートルズとの差がまだ32週あるものの、テイラーは今後どこまでその記録に迫るのだろうか。
同じ週、シングル・チャートでも「Patient Zero」が2週連続1位
10月17日付のチャートでは、アルバムだけでなくシングルでも首位が続いた。デラックス版『The Life of a Showgirl: The Encore』で追加された新曲「Patient Zero」が、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で2週連続の1位に。前週に初登場1位を記録した同曲が首位をキープし、アルバムとシングルの両方で全米チャートを制した形だ。

米Billboardの集計では、オリジナル版とデラックス版を含むすべてのバージョンが『The Life of a Showgirl』として合算される。追加された新曲群がアルバム全体のストリーミングを再び押し上げており、リリースから約1年がたった今も、その勢いは続いている。




















