音楽活動から離れているブリトニー・スピアーズの未発表曲「She’ll Never Be Me」が、現地時間10月9日に配信リリースされた。2001年に当時の恋人だったジャスティン・ティンバーレイクとともに制作した楽曲で、25年越しの正式リリースとなった。(フロントロウ編集部)
3rdアルバム『ブリトニー』に収録されなかった1曲
「She’ll Never Be Me」は、2001年発売の3rdアルバム『ブリトニー』のためにレコーディングされたものの、完成に至らず、アルバムへの収録が見送られた楽曲。米Rolling Stoneによると、制作にはブリトニーとジャスティンのほか、プロデュースを手がけたカナダのデュオ、ブラッドリー・デイモンドとアレックス・グレッグスも参加している。2008年にはインターネット上に流出していたが、正式に配信されるのは今回が初めてとなる。
アップテンポな曲調で、サビでは「私は唯一無二の存在」「彼女が私になることは決してない」と歌い上げる。「Oops!… I Did It Again」がヒットした時期を思わせる、2000年代初頭らしいポップサウンドに仕上がっている。
なぜアルバムへの収録が見送られたのか。プロデューサーのアレックスは2022年にポッドキャスト番組で、「レーベルが気に入らなかったからではない。ほかにもっといい曲があっただけ」と説明していた。『ブリトニー』は「I’m a Slave 4 U」や「Overprotected」、「I’m Not a Girl, Not Yet a Woman」などのヒット曲を生んだアルバムで、ジャスティンが制作に参加した「What It’s Like to Be Me」も収録されている。アレックスは当時の2人について、「もっと一緒に制作できなかったのは残念。恋人同士のデュエットがあったら素敵だっただろう」とも振り返っていた。
11月には25周年記念盤が配信
今回の楽曲は、11月6日に配信される『ブリトニー』の25周年記念盤に収録される1曲。記念盤は全23曲で、これまで米国外で発売された盤にしか収録されていなかったボーナストラックに加え、未発表曲「My Big Secret」も収められる。フィジカル盤は後日発売される予定だという。
1999年から2002年まで交際していたブリトニーとジャスティン。破局後、ジャスティンは「Cry Me a River」でブリトニーの浮気をほのめかし、ブリトニーは「Everytime」でそれに応えたとされている。2023年に出版されたブリトニーの自伝では、交際中にジャスティンの子どもを妊娠し、中絶していたことも明かされた。
2021年に約13年間におよんだ後見人制度から解放されたブリトニーは、その後、音楽業界に復帰する意思がないことを表明。今年に入ってからは、自身の楽曲カタログの権利を売却したと報じられている。新曲のリリースが予定されていないなか、25年前の「幻の曲」が正式に届けられたことは、ファンにとって思いがけないプレゼントとなったかもしれない。



















