ヒット曲「クランク・ザット」で知られるラッパーのソウルジャ・ボーイが、人気R&Bシンガーのクリス・ブラウンにケンカを挑まれたとSNS上で主張したことから突如巻き起こった2人のバトルが、さらなる展開を迎えている。
ソウルジャとクリスがSNS上でバトル
1月2日、ソウルジャは自身のツイッターで、「俺がカルーシェのインスタグラムの写真にいいね!をした」ことが原因で、クリスから電話でケンカを挑まれたと主張。その後もクリスに対し、挑発的なツイートを繰り返していた。
これに対しクリスは、「電話なんかしていない」とソウルジャの主張を否定しつつも、このバトルの決着をボクシングでつけようと提案するなど、ヒートアップ。その後、2人はお互いにSNS上で相手を挑発し続けていた。
ソウルジャが謝罪
いったいどこへ向かうのかとクリスとソウルジャのバトルに注目が集まるなか、現地時間の1月4日、ソウルジャが謝罪のビデオメッセージをSNSに投稿した。
ソウルジャは、「このビデオは、チーム・ソウルジャと俺のファンのみんなに宛てたものだ。ただ謝罪をしたくて」と、コメント。「ここ数か月の間、俺は周りに迷惑をかけていたし、バカな行動をとっていた」と自分の行動を振り返り、「重要なのは、だれがケンカを始めのたかじゃなくて、だれが終わらせるかだ」と、バトルを終わらせることを宣言した。
ソウルジャは今回のような行動をとった背景には、母親が入院したことが関係していたと主張しており、「俺の母親が入院したんだ。医者はすべて上手くいく、良くなるはずだって言ってた。でも俺の母親に病気とか何か問題が起こった時、お金や車、名声がどれだけあったとしても、落ち着くことなんかできない」と、心が不安定だったことを説明。
続けて、「俺は母親を愛してる。俺が生まれてからずっとそばにいてくれたし、俺は母親の名前のタトゥーを顔にいれている。母親が俺の最近の行動を誇りに思わないってことも分かってる」と、自分の行動を反省していることを明らかにした。
そのうえでソウルジャは、今回のバトルとなった相手のクリスに対して、「クリス・ブラウンと一緒に音楽を作りたいんだ」と、まさかのコラボを要望。そして、「迷惑をかけたすべてのメディア、ブログ、そして俺の地元の仲間たちにも謝罪する。俺は音楽活動に戻るよ」とコメントし、謝罪を締めくくった。
ボクシングでの決着を要求
ソウルジャが謝罪の動画を投稿したものの、クリスはそれを知ってか知らずか、「ボクシングの試合が決定した。合法的にな。男と男の戦いだ。侮辱やたわごとはもう終わりだ」と、引き続きボクシングでの決着を要求するとインスタグラムに投稿。
プロボクサーのエイドリアン・ブローナーも、自身の会社主催での2人の試合を告知する画像とともに、「チケットはもうすぐ発売する…詳細な日程や場所もすぐに知らせるつもりだ」と、冗談とも本気ともつかない発言をしている。
ソウルジャとしては謝罪をもってこのバトルを終わらせるつもりのようだけれど、このまま本当にボクシングで決着をつけることになってしまうのだろうか?