Photo: ゲッティーイメージズ, スプラッシュ Video: Twitter/ Team Kanye Daily
 裸のセレブたちがが巨大なベッドに横たわる過激なPVでも話題の楽曲「フェイマス」の歌詞を巡り、新ラウンドに突入しているラッパーのカニエ・ウェストとシンガーのテイラー・スウィフトの因縁のバトル。
画像: カニエvsテイラー、楽曲を巡る会話の一部始終を収めた暴露ビデオの全文訳を公開!

 曲中で「俺とテイラーはセックスするかもしれない。なぜって? 俺があのビッチをフェイマス(有名)にしてやったからだ」とラップしたことがキッカケで世間からバッシングを受けたカニエは、テイラーには電話で承諾を取ってあると主張。これに対し、テイラー側は「俺があのビッチをフェイマスにしてやった」という部分は聞いていないとグラミー賞でカニエを批判する内容のスピーチをして批判した。

画像: スピーチ内でテイラーは「あなたの成功をおとしめたり、功績や名声を自分の手柄にしようとする人もいるでしょう」とカニエの名前は出さなかったものの、彼のこれまでの行動を揶揄してチクリ。

スピーチ内でテイラーは「あなたの成功をおとしめたり、功績や名声を自分の手柄にしようとする人もいるでしょう」とカニエの名前は出さなかったものの、彼のこれまでの行動を揶揄してチクリ。

 「言った言わない」の水掛け論に発展している2人のバトルが、先週末に公開されたあるビデオをキッカケに新たな展開を見せている。そのビデオとは、カニエの妻で世界一稼ぐリアリティースター、キム・カーダシアンが動画共有SNS、スナップチャットの自身のアカウントを通じて公開したカニエとテイラーの会話を収めた映像。

 以前、キムがGQ誌のインタビューで「テイラーは被害者づらをしている」と批判した時にも存在をほのめかしていた、カニエがテイラーに楽曲の歌詞について承諾をもらった際に電話での2人の会話を録画したというビデオ。同ビデオが、今回の騒動について触れたキムが出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』の最新エピソード放送後に公開され、世間を騒然とさせている。

 そのビデオがコチラ。

 2人の会話の全内容をフロントロウ編集部が以下に翻訳。

カニエ:

「(収録予定のラップ歌詞を説明して)“俺を良く知る南部の黒人友だちよ、俺とテイラーはセックスするかもしれないぜ”」

テイラー:

「なんだか私、(新曲について)知らされすぎてないかしら」

カニエ:

「この部分は本当にクールだから入れたいんだ」

テイラー:

「そうよね! なんだか褒め言葉みたいだしね、アハハ(笑)」

カニエ:

「俺が気にしてるのは、キミの個人としての気持ちと、キミとの友情なんだ」

テイラー:

「それはとてもスイートだわ」

カニエ:

「キミには(この曲に対して)良い感情を持っていて欲しい。人が嫌な気持ちになるようなことはラップしたくないからね」

テイラー:

「わかったわ。あなたが良いと思うフレーズを入れたらいいと思う。明らかに『皮肉まじりのジョーク』って感じで良いわ。何よりも、あなたが先に私に報告してくれたことに感謝してる。すごく親切ね!」

カニエ:

「友だちとして、キミには説明する責任があると思ったんだ。クールな返事をありがとう」

テイラー:

「こちらこそ、ありがとう! 先に警告してくれたのはとってもナイスね! 何も聞かずに、私がどう感じるかも確認せずに勝手に物事を進める人って多いでしょ。だから本当に感謝するわ。まさか、曲の歌詞について先に教えてくれるなんて予想してなかったもの。それに、あなたが以前私に送ってくれたあの花束、写真をインスタグラムに投稿したら、それまで私が獲得したこともない、270万くらいの数の「いいね!」をゲットしたのよ」

カニエ:

「インパクトのあるフレーズよりも、人間関係のほうがよっぽど大事だろ? 」

テイラー:

「そうね、この曲を聴いて『ああこれは、本気でディスってるんだな。彼女(テイラー)は今頃泣いてるに違いない』なんて思う人なんて居ないと思うわ。あなたの身に起こったり、あなたが経験したことを素直に伝えればいいのよ。あの事件(※)以前には、あなたは私のことなんて知らなかったわけだし、たとえあの事件以前に私がすでに700万枚以上のアルバムセールス記録を持っていたとしても関係なかったわけでしょ。とにかく、あなたは私の存在を知らなくて・・・私には実力もアイディアもあって、音楽やコンセプトを作り出すことだってできるし、あなたのことをいつも尊敬してるわ。そして、あなたが友人として私を尊敬し、電話をくれたことがとても嬉しいわ。あなたはすごくクールなことをしてるのよ。友情を表現する方法として、とても素晴らしいわ。だから、ありがとう」

カニエ:

「俺のほうこそ、ありがとう」

テイラー:

「それからね、もし私がこの曲について聞かれたら『カニエは曲をリリースする前に私にちゃんと電話で教えてくれたのよ』って話したら面白いと思うの。“ジョークにひっかかったのはあなたたちのほうよ、私たちの関係は全然良好なの”っていう感じでね。みんな、バトルだとか、悪口だとか好きなように騒げばいいわ。でも曲が発表されてすぐに、私がグラミー賞のレッドカーペット上でこの曲について聞かれたら『彼は電話をくれたわよ』って宣言するの。あなたの遠慮なしに何でも言うところは素晴らしいと思うわ。『彼女は知ってるぜ。この曲が彼女を有名にしたんだ』なんて言ったりしてね。私たちがセックスするかもって言うよりもよっぽど挑発的だと思うわ。それについては全然気にしてない。私の感情が傷つけられるようなフレーズは無いし、傷つけないフレーズも無いわ」

※2人の因縁のバトルの発端となった、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでカニエがテイラーの受賞スピーチを横取りした事件。

 カニエが主張するとおり、確かにテイラーは会話の中で歌詞に関して承諾する姿勢を見せていて、彼のアイディアにノリノリのようす。さらに、カニエが新曲のリリース前に彼女に電話で断りを入れたという友好的な姿勢に対しては、かなり良い印象を持っているようだった。

 ただ、テイラーが主張している「俺があのビッチを~」という部分は聞いていないという件に関しては、実際に、カニエはその部分に関しては電話では説明をしていなかったことが明らかに。

 今回ビデオが公開されたことにより、2人のバトルはどんな方向へ転がって行くのか、今後も目が離せない! 

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