2014年に世界的に大流行した「アイス・バケツ・チャレンジ」で集まった資金をもとに、研究団体が筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因となっている新しい遺伝子NEK1を発見した。
筋肉の萎縮や筋力低下をきたすALSの研究資金を集める目的で始まったアイス・バケツ・チャレンジは、社会現象と化し、約115億円の寄付金集めに成功。
一部では批判も出ていたが、集まった寄付金は6つの研究プロジェクトの資金源となり、今回の重要な遺伝子発見につながった。
この情報を発表したアメリカALS教会の発表によると、新遺伝子NEK1の発見は、今後の遺伝子治療に大きく役立たれるという。
フェイスブックだけでも1,700万人ものユーザーが参加したアイス・バケツ・チャレンジは、史上最も成功したソーシャルメディア上の資金集めプロジェクトだと考えられている。そんなプロジェクトが医学の発展に貢献したことは、素晴らしい成果と言える。