テロ後の迅速な対応が評価
5月に発生し、幼い子供を含む死者23名を出したイギリス・マンチェスターのコンサート会場で起きた爆破テロ。
事件発生当日、直前まで現場となったマンチェスター・アリーナでツアー公演を行っていたシンガーのアリアナ・グランデは、翌々週に被害者たちとその家族への追悼・支援を目的に「ワン・ラブ・マンチェスター」と題したチャリティー・コンサートを開催した。
アリアナと親交のある有名アーティストたちも参加した同コンサートは、日本円にして約4.2億円もの支援金を集めたほか、事件後すぐに自身のヒット曲「ワン・ラスト・タイム」と慈善公演で歌ったカバー曲「虹の彼方に」のライブ音源をチャリティソングとしてリリースするなど、アリアナの迅速な対応には世間から評価と感謝の声が上がっている。
アリアナを名誉市民に 新システム導入へ
そんなアリアナをマンチェスター市の名誉市民に認定しようという動きが。
同市の議会が市に対して多大な貢献をした人物に名誉市民としての権利を与えようという新しいシステムの導入に向けて動き出していると英BBCニュースが報じている。
マンチェスター市議長のリチャード・リース卿は、同メディアに「すでに多くの人々がアリアナが名誉市民となることを望んでおり、今は、我々の市にとって特筆すべき貢献をしてくれた人物への感謝を表する方法を見直すのに相応しい時だと考えています」とコメント。
このシステムの導入に関しては7月12月に行われる議会で審議される。