エリザベス女王とともに被害対策本部を訪問
現地時間6月14日(水)の未明にロンドン西部の高層タワーマンション「グレンフェル・タワー」で発生し、19日までに少なくとも79人の死亡が確認されている大火災。未だ行方不明の住民が多数であることから、今後も死者数が増えることが予想されている。
事態を受け、先週末、イギリス王室のウィリアム王子とエリザベス女王が被害者と犠牲者家族らに会うため現場付近に設置された緊急避難センターを訪問。
その際にウィリアム王子がとったある行動が注目を集めている。
涙を流す被害者を思わずハグ
エリザベス女王とともに住民たちの声に耳を傾けたウィリアム王子は、火災発生時にエレベーターに閉じ込められてしまった夫を見つけたいと涙を流す年配女性を思わずハグ。
実は、このウィリアム王子の行動はイギリス王室のルールにおいては、とても異例なこと。
通例では「一般人が王室の人間に触れることができるのは、握手まで」というルールがあるものの、女性の悲しみに共感したウィリアム王子は、自ら彼女に歩み寄り、優しく励ましの声を掛けていた。
ウィリアム王子と妻のキャサリン妃、そして弟のヘンリー王子はこの火災で住む場所を失った人々をサポートするための基金を設立し、寄付を行う予定だという。
今回の大規模火災に関しては、シンガーのアデルがいち早く被害者たちを訪問問したほか、大物音楽プロデューサーのサイモン・コーウェルが有名シンガーたちに声掛けをしチャリティーソングを制作するなど、支援の輪が広がっている。