世紀の対決として注目を浴びていた
先日、アメリカのディスカバリー・チャンネルで放送された、水泳界のレジェンド、マイケル・フェルプスとサメの水泳対決。オリンピック史上最多のメダル獲得数28個を誇り、人類に敵なしのマイケルがサメと対決するとあって大きな注目を浴びた。

ちなみに気になる対戦結果だが、わずか2秒差でマイケルが敗戦。しかし、番組放送直後にマイケルが自身のツイッターで再戦を希望し、世紀の対決が再び行われることに期待が高まっていた。

ところが、ここにきて衝撃の事実が発覚! なんとサメそのものがCGで作ったニセモノであったことが明らかに。
相手はサメということもあり、両者が隣同士のレーンで泳ぐことは不可能。そのため当初放送された映像は、それぞれ別々に泳ぐところを撮影したものを合成したのだ思われていた。でも、そもそもサメ自体がニセモノであったというわけだ。
このCGで作られたサメの泳ぐスピードは、研究データを総合して決めたというが、視聴者からすれば「騙された」と感じてもおかしくはない。ネットを中心に「詐欺だ!」「フェイクニュースならぬフェイク番組」「楽しみにしていたのにがっかり」といった、怒りと落胆の声が上がっている。
The moment of glory for #TeamShark!!! #PhelpsVsShark #SharkWeek pic.twitter.com/NWYp1CwiRa
— Shark Week (@SharkWeek) 2017年7月24日
こういった一部の視聴者からの反応に対し、番組放送元のディスカバリー・チャンネルは「番組のプロモーション、インタヴュー、そして番組そのもので、このチャレンジが(本物のサメとマイケルが)隣同士で戦うわけではないことを明確にしてきました」というコメントを発表。
このレースに参加したマイケルも、「そもそも本物のサメがまっすぐ泳げるわけがない(中略)騙されたと感じた人には申し訳ないと思っている。でも、自分にとってやってみたいことのひとつだったんだ。だからこのレースに参加できたことを誇りに思っている」と話し、彼にとっては意味のあるものだったことを強調した。