ブダペストで行われたマスターズ・ワールドカップに出場した選手が、なぜか競技開始1分後にスタート。彼は飛び込み台に立ちつつも1分間何をしていたのだろうか。
0.1秒の世界で勝負が決まる競泳界。世界水泳に続き、ブダペストで世界マスターズ水泳選手権が開催。そんな世界マスターズ水泳選手権で、スペイン代表であるフェルナンド・アルヴァレスが試合中にとある行動に出た。
祖国へ向けての行動
フェルナンドが行ったのは、なんと飛び込み台で1分間の黙祷。
コンマ何秒で勝負が決まる世界では、1分間を無駄にするなんて、到底考えられないこと。
だがフェルナンドは、祖国スペインのバルセロナとカンブリスで起こったテロで亡くなった15人の犠牲者に追悼意の意を示した。
試合前フェルナンドは、追悼を行いたいと提案するが却下され、一人で行うことに。
フェルナンドはこのことについて「世界中の金メダルを取るよりも価値があると感じている」と語っている。