離乳食など赤ちゃん用の食品を発売するガーバー社が毎年行う、広告塔を選ぶコンテストで、ダウン症の子供が選ばれた。
毎年アメリカのガーバー社が募集をしている、スポークスパーソンならぬスポークスベイビー。このスポークスベイビーに選ばれると、約550万円の賞金がもらえるうえ、1年間ガーバー社の広告塔として活躍するチャンスが与えられる。
そんなスポークスベイビーの募集には、毎年我が子こそはと両親たちがこぞって応募している。そして今年、14万人の中からこのスポークスベイビーに選ばれたのは、ルーカス・ワレン君という1歳の男の子。
実はルーカス君はダウン症で、同社はこのスポークスベイビーのダウン症の子供を採用したことがなかった。
ガーバー社の社長であるビル・パティークは、「ルーカスの笑顔や幸せそうな表情がガーバーチームのハートを掴んだんだ。今年はルーカスが一番(広告塔に)合っている」とコメントした。
ルーカス君の母親は、「私たちは、この機会に特別な支援を必要としているコミュニティに光が当たることと、教養のある人が特別な支援を必要としている人たちを受け入れ、サポートしてくれることを望みます。彼らには、ルーカスのように世界を変えるポテンシャルを持っているから」とコメントをした。