カニエ・ウェストがTMZのインタビューで「奴隷制度が400年間も続いていたんだ、400年もあったら、選択肢のように感じる」と発言した翌朝、ウィル・アイ・アムが口を開いた。
英情報番組『グッド・モーニング・ブリタン』で騒動に対する思いを聞かれたウィルは、「失望させられたよ」という言葉ではじめ、奴隷だった高祖母について触れてこう語った。
「奴隷は誰かの所有物なんだ。所有物に選ぶ権利はない。奴隷は教育を受けられない。それは選択じゃないだろう。強制だ。自由意志の必要性は理解しているけれど、きちんとした調査がもとになっていない考えは、未だに選択肢がない人々をより悪い立場に立たせるだけだ」
話が進むにつれて感情的になってきたウィルは、「低所得者層地域から来た人間が奴隷制度は選択肢だったと言うなんて、あまりに無知すぎる。何を言ってるんだ」と憤慨した様子で話し、「これがアルバムやスニーカーを売るための話題づくりじゃないことを願う。自分が得をするために人種という繊細なトピックを利用することほど、最低なことはないだろうから」と語った。
そしてカメラに向かって、「本当に(世界のことを)気にかけてるなら、スニーカーもアルバムも無料で提供するればいい」と、カニエへのメッセージを送った。
このウィルの発言のほか、セレブ界では急速にカニエ批判やカニエ離れが進んでおり、4月末にはマイノリティに対する政策が批判されているドナルド・トランプ米大統領への支持をカニエがツイッターで表明したことを受け、リアーナやドレイク、ジャスティン・ビーバーなど多くのセレブがカニエをアンフォローした。