バージンロードを一緒に歩くのは…
結婚式で最も注目を集める瞬間の1つである、花嫁の入場。花嫁が歩く教会中央の通路は、生まれてからその日までの人生を一歩ずつ噛みしめながら歩くという意味を込めて「バージンロード」と呼ばれている。この神聖なバージンロードを花嫁とともに歩くのは、花嫁の父親の役割とされることが大半。
しかし、幼い頃に両親が離婚して以来、母親の元で育ったメーガンに関しては、これまで、母であるドーリア・グラントが、彼女と一緒に式場となるセント・ジョージ教会のバージンロードを歩くことになるのではないかと複数のメディアにより報じられてきた。
式を2週間あまりに控えた5月4日、イギリス王室が、これまでに決定しているヘンリー王子とメーガンのロイヤル・ウェディングについての概要を発表。
その中には、メーガンと一緒にバージンロードを歩く役割を担う人物として、予想とは違う人物の名前が挙げられていた。
公式発表には「ミスター・マークルが彼の娘とともにセント・ジョージ・チャペルのバージンロードを歩きます」との記載が。
この「ミスター・マークル」とは、メーガンが6歳の頃に彼女の母と離婚した父親のトーマス・マークルのこと。
離婚後もメーガンやドーリアと交流があり、現在も関係は良好なものの、一時は疎遠だった時期もあると報じられている父親のトーマスが、ドーリアを差し置いてバージンロードを歩く大役に抜擢されたことに驚きを隠せない人々も多い。
「メーガンは、父であるトーマスとバージンロードを歩くはずだ」との予想ももちろんあったが、関係の深さから考えて、ドーリアが抜擢されると考える人のほうが圧倒的に多かったのだ。
しかし、同文書には「ミス・マークル(メーガンのこと)は、この重要で至福な時を彼女の両親とともに迎えることを大変喜ばしく思っています」との一文もあり、両親に見守られながらヘンリー王子との永遠の愛の誓いを交わす日をメーガンが心から楽しみにしているのは確か。
トーマスは以前から、パパラッチなどからの直撃取材に「ぜひ娘と一緒にバージンロードを歩きたい」と切実な思いを語っており、晴れて念願が叶うこととなる。
ドーリアとトーマスは、式の数日前にイギリス入りするとされており、エリザベス女王やヘンリー王子の父であるチャールズ皇太子をはじめとするロイヤルファミリーと親睦を深める予定だ。