ピクサー・アニメーション・スタジオが手掛ける映画のエンドロールには、スタッフへの愛を感じるある気遣いが隠されていた。

 これまでに『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など数々も名作を生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ。そんなピクサーはこれまでに公開された映画に、ひそかに別の映画の登場人物たちを出演させたりと、ファンを飽きさせないこだわりでも知られている。

エンドロールには…

 さらにピクサー映画のエンドロールには、NGシーンを入れたり、遊び心たっぷりなアートや最後に短い特別動画を組み込んだりと、映画館で観ている人たちに最後まで楽しんでもらうための工夫がされている。

画像: 登場人物たちの「その後」の様子を見せることも。(映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より)

登場人物たちの「その後」の様子を見せることも。(映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より)

 そのエンドロールといえば、出演者から監督、制作に関わったスタッフの名前を載せられるけれど、ピクサー映画は一味違う。なんと映画制作中に生まれたスタッフの赤ちゃんの名前を「Production Babies(プロダクション・ベイビーズ)」という欄を作って名前を載せているのだ。

画像: 映画『アーロと少年』のエンドロールより。

映画『アーロと少年』のエンドロールより。

 この施策は制作中に赤ちゃんが生まれたスタッフの家族にとって良い思い出になるようにという思いで始まったという。赤ちゃんの名前だけでなく、本社で働くカフェのスタッフや清掃員の名前までもエンドロールに加えることも。

 映画を観ている人を楽しませるだけでなく、さまざまな形でピクサー全体を支えているスタッフのことも忘れない細かな気遣いをピクサーは見せている。

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